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松本零士 (男おいどん)

「男おいどん」と言えば、パンツ!!なんといってもパンツ!!!
・・・そして、サルマタケ!・・・といってもこれを読んだ事のない人には何の事やら全く分からないに違いない。
少し説明すると、主人公・大山昇太は風呂なしトイレ共同の四畳半アパート「下宿館」に住んでいる貧しい青年。
あまりに貧しいので、持っているものといえば未来への希望と、押入れいっぱいのパンツだけ・・・という偉大なる人物なのだ。

押入れを開けた途端、パンツがドドドドド!!!・・・と雪崩落ちてくるシーンは何度もあり、一体何枚あるのだろう?と疑問に思っていたのだが、
「空想科学漫画読本」(柳田理科雄 著)によると、なんと!5万202枚とか!!!
しかも、この本によると、おいどんは1年に40万円もパンツ代につぎ込んでいる計算になるらしい。
「これはもう、貧乏だからパンツしか持っていないのではなく、パンツの買いすぎで貧乏になったとしか考えられない。」と柳田氏もおっしゃっておられるが、私も同感である。

・・・で、サルマタケとは何かというと、そのパンツに生えてくるキノコの事なのです。
しかも、パンツというのが、ただのパンツではない。
固く湿ったインキンパンツ。
そんな所に生えているキノコなんて、普通の人なら、食べる気にならないのだが、おいどんは食べるんですよね・・・。
もっとも、好きで食べているのではなく、貧乏で食べるものがないから、食べていたようですけどね。
おいどんがよく食べていたのは「ラーメンライス」どういうものかというと、そのまんま、ラーメンとごはんのセット。
そして、おいどんの憧れの食べ物は「縦か横かわからないステーキ」!!
何だかとってもすごいごちそうのような気がしたけど、よく考えると、普通のサイズのステーキを何枚も食べる方が、おいしいのではないのだろうか?

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