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桑田次郎(二郎) (インテリ五エ門)

(週刊少年マガジン1969年44号~52号)


子供の頃どこかでこのマンガの一部分だけ読んでいて、何か非常にインパクトのあるものだったので頭の片隅に残っていました。
そして何年か後にサンコミックスで単行本になって、きちんと読むことが出来たのだけど、
・・・今読み直すと、内容が(ある意味)凄い!

これ、ギャグ漫画かな?
天才の五エ門が五歳の時に作ったロケットで、父親は両足をふっとばされるが自分の息子の五エ門が天才だと言って涙を流して喜んでるし、五エ門が中学生の時に作ったロケットで、違う星に着いたと思っていたら、実は○×病院だったとか。
・・・今時こんな風に表現して問題ないのかなー?と心配したくなるぐらい、その病院の患者たちはメチャクチャな事してるし・・・。

桑田次郎はイメージとして、シリアスなSFものをよく描いている漫画家という感じがするのだけど、中にはこういうかなり「ぶっ壊れたSFもの」も描く・・・ってわけですね。

この作品の中で「次元の違う世界」の説明をしている箇所があります。
子どもの頃読んで何故かずっとその説明が頭に残っていて、その後「異次元」が出るとこれがすぐ浮かんできたものです。
ある意味、「子供の為の科学知識」の紹介漫画になっていたとも言えなくもない・・・かな?


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