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北条司 (ファミリー・コンポ)

男にしか見えない母親と、女にしか見えない父親。
そして、男か女かよく分からない子ども。そういう家族と共に暮らす事になった主人公。
一見何だかめちゃくちゃな設定だけど、内容は結構真面目。
男とは・・・?女とは・・・?・・・という事を考えさせられる作品。

結局、男とか女とかそういう観念に縛られる事なく、大事なのはその人の人間性・・・という事に尽きるという事でしょうか?

最終回、中途半端な感じで終わっちゃって残念な気がしたのだけど、作者が言うには、「解決する問題、しない問題、いろんなモノを抱えてずっと続いていくものだから、家族にピリオドなどなく、どこまで描いてもきっと中途半端だ」との事。
確かにその通りだ。
このあと彼らがどんな人生を歩んでいくかは、読者の想像におまかせだとも言っているが、うんうん、そうだね。私としては幸せな人生を送ると信じたい。

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