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竹宮恵子 (私を月まで連れてって!)

おしゃまなESP(エスパー)少女・ニナとハンサムな宇宙飛行士・ダンとのラブコメディ。

SF、ファンタジー、ラブコメ、ロリータ(?)、などなど・・・
いろんな要素がいっぱい詰まっている。

この中には様々なSF小説のタイトルなどがどんどん出てくるからSF好きにはたまらなく嬉しい作品でもあるかもしれない。
「近所迷惑」(筒井康隆)
「ゆがんだ家」(ハインライン)
「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング)
「何かが道をやってくる」(ブラッドベリ)
「農協月へ行く」(筒井康隆)
・・・などなど、いっぱい出てくる。


私も昔はSFが好きだったので多少は読んでいたのだけど
近頃、SFってあまり目にしないような気がします。
以前よりはSF人気っていうものがなくなってるのかな?
それとも私がただ単に読まなくなったから目にとまらなくなっただけ?

ここに出てくるキャラは実に魅力的。
ニナはESPで、おしゃまで、おせっかいで、かわいい11歳の少女。
ニナの兄はニナ曰く「精神的近視」・・・(この表現は素晴らしい!こういう人っているよね。)
四次元コンピュータの”ガイヤ”はダンに惚れていて、時々いたずらをしたりする。
おヤエさんはダンの家のハウスキーパー(住居管理人)。何でも出来て、家柄も良くて、金持ちで、何事にも動じない。
ダンは26歳。骨董好き。宇宙飛行士。普段はぼーっとしているが、緊急時には非常に頼りになるいい男。


明るく陽気でちょっとほろっとさせたりする話もあって・・・
一話完結で読みやすいし、絵柄が古いのは仕方がないがストーリーはとっても楽しい。

これを読んでいたら久し振りにSF小説でも読んでみようかな?っていう気になってしまった。

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