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私たちは自分ひとりの能力を過信している

「とりあえずひとりで頑張ってみます」

対人援助の仕事をしていると、こういう人を多く見かけます。


ひとりで頑張ったり、ひとりで何かを成し遂げることに価値を感じる人は意外と多いのでしょうね。


「けっきょくやるのは私なんだし、ひとりで頑張らないと・・・」

という考えを持たれているのかもしれません。


頑張り屋や努力家、真面目な人ほどこの思考に陥りやすいのですが。


断言しておくと、この思考は成功を遠ざけてしまいます。


少しだけ想像してほしいのですが、

僕たちは「今」の積み重ねによって現在の成果を出しています。


過去にあった「今」をどういう風に過ごしたか、どういう風にやってきたか。

その結果が今現在あなたが立っている場所なんです。


そこには「もしもこうだったら」というモノはそもそも存在しません。

あの時もっと頑張っていたら、なんていうのは空想であって事実ではないのです。

その時の自分は100パーセント本気だったわけですからね。


なので、過去からの「今」の積み重ねが今を形作っているわけです。


僕のところに相談にくる方は、皆一様に「現状にモヤモヤしている」人たちです。

何かを向上させたい。

現状から脱したい。

理想の人生を歩みたい。

そういう思いがある方が来てくれます。


そして、その人たちの現状を作っているのは、過去の自分。

「今」を積み重ねてきた自分なんです。


ずっとひとりで頑張ってきた。

ずっとひとりの力でやってきた。


それが自分のやり方だと思い込んでいるのですが、その「今」のやり方を積み重ねてきた結果、現状に違和感を覚えて相談に来るわけなんです。


今の自分から抜け出すには、今までのやり方を変えることが最短最速の道です。

今までのやり方=ひとりでやる

という選択です。


現状から抜け出すには、そのやり方を変えなければいけません。


つまり、ひとりでやることを手放す必要があります。


ひとりの力で今の成果なのですから、誰かに頼らなければ今まで以上の成果を出すことはあり得ません。


自分ひとりでやることを手放して、誰かに頼ってみてはいかがでしょうか。


それだけで、自分でも驚くほどの成果を作り上げることができるのです。

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