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政治から離れた若者ってなんぞ

こんにちは、Miyabiです。
前回の自己紹介noteにて「あーでもない、こーでもないを発信」と書いたのですが、本当にそんな感じになりました。

さて、参議院選挙が公示されました。
恥ずかしながら、公職選挙法に関する知識も乏しく、各政党の政策についても"ほぼ"知らないまま生きてきてしまいました。

そんな自分が、いま思う「政治」について
自分の棚卸しも含めて書き殴りたいと思います。

ちなみに、特定の政党の支持発言や批判などはこのnoteでは行いません。

あくまでも、今の日本の"風潮"に対して書いていけたらと。


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「ぜんぜん、知らない」


まず、自分がこれまで20数年生きてきて
なんでこんなに政治に関する知識がないんだろうと疑問に思いました。

もちろん勉強してこなかった自分が悪いのは大前提として
『政治の話はタブー』な雰囲気があることも大きな理由な気がしています。


小学校の高学年では、衆議院や参議院の議席数や任期を覚えました。
高校の公民でも、再度議席数や任期を習い、他国との比較や議会制民主主義について表面的に学びました。


今思うと、議席数と任期だけを覚えるのに何の意味があったんだろうと思います。
もちろん、方針の決まる過半数や、与党の安定多数…実際の選挙でも役に立つ知識もありました。
ただ、その議会にはどんな人がいて、どんな政策があって…という部分はそこから知ることができませんでした。
(公教育だから難しい部分があるのも理解しています)


そしてこれは僕の家庭だけかも知れませんが、
小学校低学年の頃、両親に連れられて選挙の投票所に行ったときのこと。

顔写真が掲示板にたくさん貼ってあって誰かを選ぶのはなんとなく知っていたので
「誰にしたの??」と父に聞くと、
「まぁ良いじゃないか」と諭され、特に教えては貰えませんでした。
母もなんとなくバツの悪そうな顔をしていた記憶があります。
なので、そういった話題が家庭内で挙がるのを耳にしたことがないまま、大学生になりました。



参政権を得たのは20歳のとき。


「これから選挙に参加できるんだ」と思ったものの、
「…何を基準に決めたら良いんだ?」と、次々と流れるニュースを見ながら、呆然としていたことを覚えています。

高校生の頃から、人種差別やグローバルイシューなどについては興味があって調べていたけれど
いざ『日本の政治』になるとまったくもって知識がないことに気がついたんです。


「うわ、これじゃやばい…」
と、焦る気持ちがあり、ネットで検索を始めます。
でも、ぶっちゃけ、何がなんだかわからない。

原発、拉致問題、教育、税金、社会保障、安全保障…そういったトピックにそれぞれの党が「方針」を打ち出していることを知り、とりあえず比較してみました。


「え、全部自分の賛成できる党なんてないじゃん」
「これ挙げてること全部、実行できるの?」



これが、初めて政治に興味を持った若者の感想。
なんとも薄っぺらく、中身がない。それが妙にリアルでした。

じゃあ知識を深めるために誰かと話せるのか?というと、そうではなかったのが事実です。

20年余り生きていると、社会の醸し出す"なんとなくの空気感"がわかるようになりまして
「あ、政治の話ってあまりしちゃいけないんだ」
という感覚になっていたんです。自分自身。


それに、詳しくないと語っちゃいけないと思っていました。各政党が挙げるマニフェストを読み込んでるわけでもないし、筋違いなこといったらどうしよう、と思ってしまっていました。

それに加えて、政治についての意見を発信したら
「なんかやばそうなやつ」
って思われるんじゃないか、とか。

子供の頃、親と政治について話していなかったことも大きな影響だったと思います。
と、ここまで書いてきて、だからこそフラットな目線を持ててるんじゃないかとも思いつつ。
(これは今度親に聞いてみたい。狙いがあったのかどうか)

しかしながら本当に恥ずかしい話、「日本の政治」というと極右、極左のような"イメージ"があったり、なんとなく嘘っぽいというか、汚いというか、そういう感覚でした。


「本当にそれでいいのかな?」


遅ればせながらそう思ったのは、2020年のコロナ禍以降のことでした。
社会情勢も日々変わり、自ら情報にアクセスする機会も増えたり
今まで旅をしてきた国の情報を整理する中で
「え、これが今の日本なの?」と思うことが増えたんです。

(マニフェストに書いてあるから当たり前なのだけれど)
自分の知らないうちに決まってしまう法案があったり、
「こうなったら良いのに」と思っているトピックに対して政府から「それは検討しない」という発言があったり。


なんか、胸のどこかがゾワゾワする感じ。
自分が生きている国なのに、どこか他人事な感じ。

「あ、自分本当にこれまで政治に興味なかったんだ」
と、改めて実感しました。そして、そんな自分を恥じました。

これから自分が生きていく国なのに
特に何も考えることもせず、ただ流れてくる情報に身を任せて
調べてもないのに「変わる気がしないけど」と適当に選挙にいってる自分がとっても嫌になりました。
かと言って、すぐに専門書を漁る気力もなく、2022年を迎えてしまったわけです。


自身、今年の春に転職を経験して「教育」に携わるお仕事に就いてから、以前よりも増して、国の在り方、各自治体の在り方などを考える機会ができました。
だからこそ、「こうなって欲しいなぁ」という想いが芽生えてきました。


ただ、まだそれが言語化できているわけではありません。
「自分の目指す社会にするためにはこの政党が良いと思う」という話ができるようなレベルでマニフェストも読み込めていません。

でも日々政治について勉強することは凄く楽しくて
「ここはこんな風に社会を捉えてるのか」とか、
「この考えは自分には合わないなあ」とか、
そういう気付きがあるのが、とっても面白いです。

それに、最初は抵抗はあるかも知れないけど
「同性婚についてどう思うか」
「税金が増えるのってどう思うか」
みたいな話って、色んな角度から議論ができると思うので、自分の知見を拡げるためにも話して良いんじゃないかなって思ってます。
(もちろん、話す相手やトピックは選んだ上で)


だからみんなで政治の話をしよう!!


とは言わないけれど、少なくとも僕はこれまで政治の話をしてこなかったことや、調べなかったことを後悔しています。


でも、今回このnoteを書いている今も少し怖いです、正直なところ。
きっと、「あ、こいつ政治の話してる」っていうラベルを貼られることになる気がするので。


ただ、これからライフステージが変わっていく中で国の方向性や自治体の方向性って大切になってくると思うし、
何よりもこれからを生きる子どもたちに対して、

「政治について話さない、話せない大人」になりたくない

そう思ったので、今回、書き殴ってます。


学校のクラス目標や、サークルの方向性、会社の目標や事業の方向性について
「よりよくするため」に議論するのって自然なこととしてみんなに受け入れられているのに
「政治」についての議論となると、いきなりなんだかタブーになってしまっているこの風潮。


「若者の政治離れ」と揶揄されるけれど
その風潮を作ったのはこの社会なんじゃないか、と。
離れていったのは若者なのか、それとも若者を育てた大人が離れさせたのか。そう疑問に思ってなりません。


最後に。


これはまったく根拠を持って言えないけれど
10代〜30代が意識的にちゃんとこの国のこととか、未来のこととか、これからを生きる子どものことを考えたら、社会は変わる気がしています。

なんか、ちょっとだけ、いい方向に。

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あとがき
見出しなどnoteのセオリーを無視している気がしますが
とりあえず書きたいこと書いてから、体裁整えようと思います。

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