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股関節周囲筋拘縮について

前回まで股関節の評価について少しだけ触れました
今日は腸腰筋・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の拘縮についてです!

・トーマステスト(腸腰筋拘縮評価)
・オベールテスト変法(大腿筋膜張筋拘縮評価)林典雄先生の本より
・尻上がり現象(大腿四頭筋拘縮評価)

トーマステスト/腸腰筋拘縮評価

腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)
腸骨筋→腸骨窩​〜小転子
大腰筋→TH12-L5椎体、腰椎肋骨突起〜小転子

骨盤・腰椎を固定すると股関節屈曲
大腿骨を固定すると腰椎前彎強制、骨盤の前傾に作用します

なので仰臥位に寝た際に腰椎部が浮いていると拘縮の可能性があります
トーマステストでは反対側の膝が屈曲すると陽性✅

💡ポイント!
出っ尻姿勢の方は膝も軽度屈曲しています、視診で確認後に仰臥位でのトーマステストと腰椎の前彎をチェックしましょう!


オベールテスト/大腿筋膜張筋拘縮評価

大腿筋膜張筋は股関節の外側から、腸脛靱帯に繋がり作用
腸脛靱帯は靱帯のため筋のように伸縮性は無いためこのテストは大腿筋膜張筋の拘縮評価になります。

患者様にご自身の膝を抱え込み、右股関節内転で膝が着かなければ陽性✅
林典雄先生によると膝を持たないと骨盤前傾位・股関節伸展位のため(ー)のこともある。そのため変法として膝を抱え骨盤前傾を抑え股関節内転を見ると着かない場合もあります



尻上がり現象/大腿直筋拘縮評価

直筋はASISに付き、股関節屈曲・膝関節伸展の2関節筋として作用します。
尻上がり現象は拘縮があると膝が屈曲していく後に伸張できず股関節を屈曲する代償動作になります✅ 国家試験でよくでましたね!

💡ポイント!
伏臥位で踵臀距離として拘縮を見ることもできます!


もっと良いもの知っている方、
たまたま読んでくれた方も教えて頂けたら嬉しいです🤗

SEE YA:)

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