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最低賃金の行方

こんにちは。みやび開業準備中です。

昨日の日経新聞に下記の記事が掲載されました。

#日経COMEMO #NIKKEI

パートやアルバイトで働いている人の時給は、最低賃金を参考に決められているケースが多いです。韓国では上記の通り約1160円になったようです。
では日本の最低賃金はどのように決まるのでしょうか。

最低賃金は、公益代表、労働者代表、使用者代表の各同数の委員で構成される最低賃金審議会において議論の上、都道府県労働局長が決定しています。

 具体的には、中央最低賃金審議会から示される引上げ額の目安を参考にしながら、各都道府県の地方最低賃金審議会での地域の実情を踏まえた審議・答申を得た後、異議申出に関する手続きを経て、都道府県労働局長により決定されます。

厚生労働省HPより

毎年7月末頃に中央最低賃金審議会が今年の引上げ額の目安を示します。
それを受けて各都道府県の労働局長が最低賃金審議会の議論を経て決定するという流れですね。
だいたい10月1日発効の都道府県が多いのですが、場合によっては10月4日だったり14日だったりもします。おそらく審議会の決定時期が各都道府県によって微妙に違うのでしょう。

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/23/backdata/02-03-25.html

今年は過去最大の上げ幅50円前後になるかもといわれています。昨今の物価高を反映してのものと思われますが、中小企業にとってはますます人件費がかかることになることから、大きな影響がありそうです。

働く方にとっては時給が上がるのは嬉しいことですが、その分会社が求めるレベルも高くなるかもしれませんね。

労使ともに従来の仕事のやり方の延長戦上ではなく、生産性を上げないと生き残れない時代になってきているとひしひしと感じます。

日本の特色の一つでもあった手厚いサービスを縮小するのか、もっと新たな価値を見出せるのか企業の経営のかじ取りが問われていますね。


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