見出し画像

個人事業主の老後資金の作り方

こんにちは。みやび開業準備中です。

一昨日、昨日と毎年恒例の仙台(宮城県)訪問の旅に行ってきました。

そこで、友人夫婦がやっているイタリアンのお店でランチをした(スゴい美味しかった!写真はそのときいただいた前菜)のですが、私が社会保険労務士として独立を考えている話をしたところ「国民年金基金って入った方がいいの?」「iDeCoの方がいいのかな?」と聞かれきちんと答えられなかったので、改めて調べてみました。

国民年金基金とは

個人事業主やフリーランスなどの国民年金第1号被保険者の人たちが将来もらう老齢基礎年金に上乗せで年金を増やしたいときに加入する制度です。

iDeCoとは

被保険者(国民年金・厚生年金加入者、専業主婦も)なら誰でも加入できる個人型確定拠出年金のことです。
確定拠出の名の通り、ある一定の額(その人の加入している年金制度により設定金額の上限に違いあり)を積み立てて将来年金として受け取る制度です。

国民年金基金とiDeCoの違い

国民年金基金連合会HPより

大きな違いとしては、国民年金基金はあらかじめプランがあり、選択したプランの補償する金額を65歳以降生涯受け取る形です。途中で亡くなった場合に遺族一時金がでるAプランと何も出ないBプランがあります。
年齢、性別ともらいたい年金額により掛け金は変わります。例えば女性で50歳0ヶ月の場合、月10,000円の年金をもらうのに、Aプラン月21,100円、Bプラン月20,380円支払いになります。やはり60歳までの期間が短いと高くなりますね。

iDeCoは自分で運用商品を選んで、積立金額を設定します(5000円以上、1000円単位)。したがって運用次第で将来受け取る金額が変動します。ちなみに上記表では加入年齢が60歳となっていますが、現在は65歳まで可能となっています。60歳以降一時金か有期(5年や10年)で受け取ります。

どちらもかけた金額は、全額控除出来ますので、税金を減らしたい場合には有効です。

注意点


国民年金基金は一度加入すると原則脱退はできません。従って払い続けることができる金額で加入する必要があります。また国民年金付加年金と同時加入はできません。
iDeCoはどんな人でも加入できますが、加入する年金制度に変更があった場合はきちんと種別変更の手続きを行わないと引き落としがストップします。(私も会社を辞めて専業主婦になったときに手続きを忘れ、数か月間引き落としされませんでした(;^_^A


まとめ

厚生年金加入の会社員に比べて、個人事業主の受け取る年金は老齢基礎年金のみなので、上乗せ年金である国民年金基金やiDeCoなどの加入を検討する方は多いと思います。

「年金って何だか分からない」ではなく、きちんと自分で納得の上でどちらかもしくは両方を選択することを検討されてはと思います。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?