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あかるい夏

きのう配達を頼んでくれた方が小説家なんだと言ってたのを思い出して、お名前を調べてみたら夏目漱石のお孫さんだった。

“今日は家にもってきてくださる、前はねビン2本も抱えて帰ったら、もうー気が狂いそうだった。” 

ふたりの女性と話していて、ふらっとあらわれたその人。放ったひと言で、すん。そして、弾けたみたいに一瞬で場をワッと、沸かしてしまったのだった。あんなひとになりたい。

配達に来ると、花のある庭と出迎えてくれた。客間が家の隣に建ててあって、旦那さんの写真がいたるとことに飾ってある。資料館みたい。亡くなってから2年経った、と言うときの面持ちは、可愛らしい笑顔がふと、さびしそうになっていたのに、どうしたものか、あのときなにができたろう。相手の気持ちをもっと想像していたら、もっと共感できたのかもしれない。

自分やひとがどんな気持ちでいるのかを汲み取ろうとするのは、やってみようとすると根気がいる、とっても。あかるく、やさしくなりたい。目の前のひとの、こころの動きに寄り添えるようになりたいとおもう。

奥さんお名前を調べていたら、ある記事に旦那さんからのプロポーズ言葉が載っていて驚いた。

“女神様、あなたの奴隷になりたい”

なんて、印象的。






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