足ツボのマッサージ師さんはドSで、施術を受けるわたしはドMです
わたしの"やめとま"なことは、足ツボマッサージである。
"やめとま"とは、"やめられない、とまらない"のことだそう。
このフレーズでピンときた方、そうです。彼の企業様の企画です。
CMで流れていた♪かっぱえびせん♪、今も歌えるな。まだ変わってないのかしら。
そういえば、じゃがりこが登場したときのCMもなかなかに衝撃的で、「じゃがりこじゃがりこじゃがりこじゃがりこ」のリズムで食べられるように練習したな〜。
今でも思い出してはこっそりやってしまうから、それも"やめとま"なのかも。
さて、足ツボの話に戻ります。
人間は足の裏にもたくさんの筋があって、マッサージ師さんに触られたところすべてがゴリゴリとその存在を主張している。
という話をマッサージ師さんにしたら、「いや、健康な人はこんなにゴリついてないんですけどね。」と言われて切なくなった。
「けどね。」の部分に「中でもこんなにゴリついてる人は珍しいです。」のニュアンスが感じられてさらに切ない。
足ツボと聞くと、テレビの罰ゲームを連想される方も多いかもしれない。
痛くないか、と問われると、痛くないわけではないが、テレビで見るように悶絶するほどではない、というのがわたしの回答である。
わたしは痛いくらいじゃないと効いた気がしないのでちょっと強めにお願いしているけれど、相手もプロであり、通常のお客さんにはイタ気持ちいいくらいに加減してくれるので大丈夫。
でも悶絶するくらい痛い足ツボの威力がどんなものか受けてみたいという好奇心もないわけではないけれど。
足ツボマッサージの面白いところは、痛いところと痛くないところが本当にくっきりはっきり分かれていること。
痛いツボは、調子が悪い自覚がある部位なのもまた興味深い。
「イイーーーッタイ!!!!!(そして声が出ずに悶絶。)」というほどではないが、「あ、そこ痛いですわ〜。」となりながら受けるマッサージはなんだかよくわからないが達成感というか、高揚感がある。
足ツボの施術を受けているときだけは、なぜかドMになるわたしである。
なお、足ツボのマッサージ師さんは全員、ド級のSだ。(私調べ)
だって、「あ、そこ痛い。」というと必ず、「ん?ここですか?」と確認するふりをして、痛いところを的確にグリグリしてくる。ちょっと嬉しそうに。(たぶん本人は隠してるつもりなのだけど、いつもよりちょっと見開かれた目が喜びを隠しきれていない。)
そのあとちゃんと「ここが痛いなら目が疲れてるってことですね。」と解説してくれるし、わたしの方も、「ああ、確かに最近特にパソコンを見つめる時間が長いかもです。」となるので、いいのだけど。
いいのだけどやっぱり、その会話中もグリグリしてくる。すごく嬉しそうに。(もう口角上がっちゃってて隠すつもりもない。)
ちゃんと痛いし、ドSなマッサージ師さんは嬉しそうだし、ドMになる自分が怖いけれども。
足ツボはやめられないし、とまらない。とめられない。
こんな記事を、わたしは今日も足ツボマッサージを受けながら書いている。
ちなみに今日痛かった箇所は腎臓らしい。「浮腫んでますからね〜。(グリグリ)」とのこと。