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人から贈られる言葉は特別嬉しい

まな板にも乗れてないよって話はいったん棚の上にしまっておきます

今回、「才の祭」という企画が盛大も盛大に開催され、私は小説、歌詞の両部門に応募して大賞を逃しました。逃しましたっていうか、そもそも俎上に乗ってないっていうかってところではあるのですが、そこには触れません。ちょっとばかし悲しい気持ちになるので。
それでも企画していただいて、それに触発されて創作を楽しんで、十分すぎるほどです。
企画、運営、広報、審査、創作を担当されたみなさま、本当にありがとうございました!お疲れ様でございました!


喜びは期待していないときにやってくる

この「才の祭」では、大賞のほか、各審査員のみなさまが選ぶ個別の審査員賞が存在し、この発表の日、私に通知が来ました。

そう例のやつです。
noteで企画をされるみなさまはマメな方が多いので、賞の発表の日には参加者全員に通知が行くように取り計らってくださることがあります。
私が企画をしてみたらと想像すると、専用ハッシュタグを作り忘れて誰に参加していただいたか分からなくなったし、締め切りの日を自分で忘れたし、審査に時間がかかりすぎて受賞者を決めきれないという未来が見えました。その未来が見えたあとに私の頭の中の私が、「まず、そんなに参加してくださる方がいると思ってるあたりに図々しさを感じない?」と語りかけてきて、企画・運営その他全委託という結論に至りました。もう私はなんにも関係ないっていう。
この冬に、たくさんの企画を提供くださっているみなさまに感謝。

そんなこんなで、「あ、決まったんですね。」と記事を拝読してみたところ、なんと、小説部門及び歌詞部門にてそれぞれ審査員賞を頂戴していたのです。驚きすぎて二度見では足りず、ブラウザを開き直して再確認しました。
うううううれしい!!!!

せっかくいただいたのでご紹介させてください。

小説部門
審査員xu賞(王道ラブストーリーで賞)



歌詞部門
特別審査員ちょこ賞




企画に参加するときにはもちろんあわよくばって思ってるし、過去の栄光には永遠にしがみつく気満々ですけど、それがなにか。

私が企画に参加させていただくときに書く話は、それがどんな形態のものでも「絶対に賞を取るぞ!」と思って書いたものであることはほとんどありません。書いたものに愛着がないわけではないし、参加させていただくからにはもちろん、賞が欲しくないわけではなく、あわよくば的な気持ちがあることは否定しませんけれども。
それでも、私はわりと「書く」とか「創る」という活動そのものを楽しむために企画に参加させていただいているように思います。また、コメント欄とか「スキ」といった、誰かとの交流を楽しみにしているようなところもあります。それは私にとってこの活動がただの下手の横好き、道楽であって、食っていくための仕事ではないからなのでしょう。(大して役に立たない私にお給料をくれる会社に感謝!)
私にとって「受賞」は、素人の私が綴った言葉が誰かの琴線に触れたという証明書のようなもの。
栄光の過去として額装し、大事に大事に飾って、ありがたやありがたやと拝み倒さねばなりません。(私ったら過去の輝かしさにいつまでもしがみつくタイプなので。)

しかしながら、私がnoteでの活動において一番楽しみにしているのはたぶん、コメント欄や講評という形で作品や私に贈っていただく言葉です。
だって、ど素人もいいとこの私の作品を読んで、何かを感じて、それをわざわざ伝えてもらえるんです。
すごくないですか。
たくさんある素晴らしい作品の中から見つけてもらったことも、読んでもらったことも、何かを感じてもらえることも、伝えようと思ってもらえることも、それだけの時間を割いてもらったこととも。
ぜんぶぜんぶすごいことだと私は思うのです。だから書いちゃうんだなあ、いつも。拙くて恥ずかしいと思いつつも、結局。
実は、作品という言葉で自分の記事を語ることも私は意図してしないようにしています。こんな推敲のひとつもされていないような、自己満足の記事が素晴らしき作品と同じ呼び名だなんて烏滸がましいわと思いますし。


ありがとうの気持ちを少しだけ綴らせてください


今回、賞をいただいたことで頂戴した言葉があります。

私のために綴っていただいた言葉すべて嬉しかったのですが、その中でも特に私にとっては特別だったものです。
恐縮ですがお返事を書かせてください。

xuさま
待ってくださっていたというのがすごくすごく嬉しかったです。私はxuさんの紡ぐ柔らかい言葉がとても好きなので、素敵だと思っている方が私が物語を書くということを覚えていてくださったことも、(ちょっと自意識高めに書かせていただくと)好みかもと思ってくださったのだろうと思えたことも、何もかも。
本当にありがとうございました。
たくさんの作品の中から見つけてくださったこと、感動しました。
引き続き、xuさんの作品を楽しみにしております。

ちょこさま
原作者の方に、物語に込めた想いを捉えられていると言っていただいたこと、とても嬉しかったです。原作が素敵だからこそ、どの部分にフォーカスして言葉を選ぶかということが、拙いながらも物を書く者として私が頭を悩ませたところでした。
私の作った歌詞はドラマの主題歌にするには語りすぎているでしょうが、ちょこさんにあのお言葉をかけていただいたことで、あれも正解のひとつであったと自信が持てました。
本当にありがとうございました。

おふたりからのお言葉が、もしかしたら賞をいただいたということよりもずっとずっと嬉しかったかもしれません。
本当に本当にありがとうございました!


そんなふうに考えるくせに、ほかの方の記事にコメントを残したりするのに妙に臆病になったり(だって私からの感想とかいるかなって思っちゃう)、人に言葉を贈るのがとてつもなくヘタだったりする(ボキャブラリーの少なさに絶望)して、コメントしようかなどうしようかなって思っている間に時期を逸してしまうのとか、すてき!かっこいい!すき!ってめちゃくちゃ思うくせに、心の中できゃっきゃうふふして感想自己完結型なのもどうにかしなくちゃ。