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少しだけはやく豊かになっただけ

4月、5月と海外へ旅行や仕事に行ったりしていたのでバタバタだった。やっと落ち着いてきたので久々にnoteを書こう。

間隔が空いても、続いていることとは続いている。うん、続いてる。そうだ、続いているのだ。

4月中旬から10日間ほど仕事でカンボジアに行った。営業時代はお客さんを連れて3回/年ほど行っていたが、2017年以来7年ぶりのカンボジアだ。

今回のミッションは、製品にちょっとした不具合があり検品作業をカンボジアで行うことになり、その検品作業のチェックとサポート業務を私が担うというものだ。

7年ぶりのカンボジア、やっぱり暑い・・・・。肌寒い日本からプノンペン空港に降り立つと東南アジア特有の「もあ~」っとまとわりつく暑さ。「あぁ、東南アジアにきたのね」という感じだ。

プノンペン空港

到着してからは毎日工場とホテルの往復。日中は、「蒸し暑~い」工場の中で検品作業のサポートをひたすら行った。カンボジア工場のワーカーの方々と久しぶりに会ったが、何といってもこの国の人たちは笑顔が超素敵なのだ。ウチの工場では「おはよ~」と挨拶をするのだが、皆さん「ニコ~」っとした笑顔でおはよ~と返してくれる。私もかれこれ20年ほど中国やベトナム、その他東南アジアの工場を見て回ったが、カンボジアの笑顔が一番だと感じている。

ちなみに、あまりに私が暑そうに作業をしていたのでワーカーの人たちが扇風機を私の方にわざわざ向けてくれたり、作業の手伝いをしてくれたりととても親切にしてくれたのは感動した。「今、自分自身が何をすれば相手の役に立つだろうか?」を考えて皆さん行動しているなぁと感じた。これも他の国ではなかなか見られない光景だ。私の経験上、「自分の仕事はここまで、他の人の仕事は知らないぜ」が多かったので。

また、私が「暑い、暑い・・・」と言っていると、ワーカーの方が近寄ってきて「クダウ、クダウ」とニコニコしながら言ってきた。「クダウ?何やそれ?」と思っているとどうやらクメール語(カンボジアはクメール語なのです)で「暑い=クダウ」というらしい。なるほどと思いそれから「クダウやクダウ!」と言うと、ワーカーたちはニコニコと笑い、コミュニケーションができるようになった。

ワーカーのみなさん
毎日一緒に食べた工場メシ

ちなみに、ワーカーの人たちの月収は日本円で4万円ほど。それでも30万のバイクをローンで買い、休憩時間にはこれまた高いスマホでYou tubeやTikTokを見て過ごしている。日本と変わらない光景だ。ただ、決して豊かとは言えない中で一生懸命はたらいている。

私は彼、彼女らより少しだけ早く豊かになった日本で暮らしている。同じ人間だが、ただただ少し早く豊かになっただけなのだ。そんな私が今できることは、彼、彼女らの仕事を生み出し続けることと、彼、彼女らの事を社内、社外にもっと知ってもらうこと。

今回、頼まれていた新入社員の方々への事業部紹介のプレゼンをカンボジア出張中に行った。当初人事部からは「何とかリアルでできないですか??調整できません?」と言われたが、今時ウェビナーなども一般的に行われる時代、且つカンボジアの事を新入社員の方々にも知ってほしかったので「カンボジアからLive配信させてくれ」と頼んだ。結果、新入社員の方々からは「カンボジアと仕事ができるなんておもしろそう!」「皆さん笑顔が素敵ですね!」「この事業部のことがよく理解でき、興味がわいてました!」というフィードバックをもらいとても嬉しい気持ちになった。

プレゼンはプレゼント

カンボジア工場のワーカーの方々のお陰で、新入社員の方々へプレゼンがプレゼントになったかなぁと感じたカンボジア出張だった。

カンボジアは本当に良いところなので、皆さんも機会があればぜひ行ってみてください。

ビールは安いぜカンボジア👍

アンコールビア(USD1.50ぐらい)








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