ADHDの俺が会社を辞めることにした話

正式に会社を辞めることにした。

コロナの影響もあって、これから世界経済がどうなっていくか見通しが立たないこの時期に、一部上場企業の正社員を辞めることに対して、

「バカか?!」

と言う人もいるかもしれないが、

あくまで「自分らしい生き方」を優先することにしたまでだ。

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残念ながら、きちんとした会社の正社員という仕事は自分には向いていなかった。

・お膳立て

・根回し

・利害調整

・みんなで石橋を叩く会議

・足並み揃え

・・・こういう仕事をするとき、俺の頭は全然回っていなかったし、

致命的だったのは

「そういう仕事に全く興味を持てなかった」

ことだ。


こんなこと言うと、

「会社員の仕事ってのはそういうもんだよ」

と言われるだろうし、実際そうだと思う。

ただ、やはり発達障害の自分は、そういう仕事では全く役に立たなかった。

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来週あたりから有給消化態勢に入り、退職日にちらっと出社して終わりになる。

今後どうやって食っていくのか、に関しては、あまり不安はない。

いろいろ副業もしているし、フリーランスの仕事もある。それがダメでも、手持ちのスキルで派遣社員などの働き方もある。

「将来の不安」があるかと思いきや、実は会社を辞めることが決まってから、かえって心身の調子が良くなった。

要するに何が言いたいかというと、

ADHDが無理をして「会社員になろう」「雇ってくれる会社を探そう」とするような努力をするより、

自分の特性をきちんと把握して、自分に向いている仕事をして、

自分らしい生き方を優先した方が良いということだ。

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・会社で昇進・出世・昇給すること

・バリバリ稼いで、家と車を買って、海外旅行に行くこと

負け惜しみではなく、こういうことに興味が無くなったし、そのために自分の健康や心理状態を犠牲にすることは、もうやめる。


同期がみんな偉くなっていく、とか、そういうのを横目に、

「相対評価」で幸福度を測るのではなく、

大事なものを犠牲にしない、そういう形での幸せを追求していくことにする。


興味がないことに必死にならなければいけない働き方ではなく、

興味があることには何時間でも寝食を忘れてのめり込んでしまう、という、

本来の「ADHDらしい」生き方を選択していこうと思う。


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