マガジンのカバー画像

想い徒然(言の葉 彩々)/創作 時々リアル

129
このひとひらにありったけの想いをこめて、 拙い言葉を綴りました。 小説であったりドラマであったり 時々リアルな、 その時感じたままを.。.:*♡とりどりに。 ★17歳から書き溜め…
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

人生一人旅

人生一人旅

伊吹の春の 揺蕩う風に

淡紅(あわくれない)の

綾なす想い そっと乗せ

旅立ちの 朝

さようなら 爛漫の夢

我 一人

生命咲かせる 道をゆく

思川・思川橋

思川・思川橋

(おもいがわ・おもいがわはし)二人で夢を語る川
また会う約束 ゆびきりの橋
めぐる季節の春ごとに
遠きあなたを想う場所

人の数だけ あると言う
悲しい過去を捨てる川
振り向きもせず 涙こらえて渡る橋
それでも想いが募る場所

夏が来て ホタルが岸辺に集う川
行き交う橋に 人それぞれの
影を落として 陽が沈む
変わらぬ流れ 思い川

いつの日か必ず戻る 思い橋

ーーーーーーーーーーー
20

もっとみる

闇を漂うもの

どれだけの真実を語ろうとも
流した涙さえも 偽りだと嘲られ
見も知らぬ はるかな世界へ
誘(いざな)われる事すら許されず

たった1つの真実を捨て
足元から 崩れ落ちて行く者は
無明長夜の底深くに流れる 水の
音を聞く

その在り処を探すわけでもなく
辿り着くアテすらない
滔々と 流れる水の 音を
聞く

もう 捨てるものなど 何も無い
恐れるものすら ない

色のない空をたゆたう不確

もっとみる
桜 季 2

桜 季 2

誰が教えたわけでもないのに
朝が来て 夜が来て
雨の後には お日さまが出て
人の運命も
また 変わりゆく

そんな 果てもない空間の
塵よりも小さな場所で
君と出会ったのは
気が遠くなるほどの確率なのに

人は
出会いと 別れを繰り返し
君は
また 僕の知らないところへ
行ってしまうのか

出会った喜びを噛みしめる間も無く
出会ってくれた感謝も述べぬまに

今度は いつ 出会うのかすら

もっとみる