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100キロハイクに参加したよ 前編

 5月4日、5日の2日間で100㎞以上を歩くイベント「鳥取県100キロハイク」に参加しました!その時の様子や参加時の注意点などを簡単にまとめました。もしよかった次年度の参考にしてください!!


参加を決めた理由

 イベントの主催者まーしーさんに「100キロハイクあるよ。出る?」と誘われて、俳句をたしなみながら歩くのかな?って楽しいイベントだと勘違いしてました。よくよく聞くとガチで歩くとのこと。そんな理由で、果たして100キロなんて歩けるのか?

前夜の出会い

大会前夜に、滞在している「わたげ荘」にて山口からやってきたリノリノのご飯会がありました。なんと鳥取100キロハイクの大会ために山口から来て、しかも瓦蕎麦を振る舞ってくれました。めちゃくちゃ美味しかったーー!

山口名物瓦蕎麦

みんなで瓦蕎麦を食べながら、土産話で盛り上がっていたところ、「鳥取100キロハイク一緒に仮装しませんか?」と、うるうるした目で通称おにぎり君が突然誘って来たのです。結局、「半分マン」に仮装することにしました。「半分マン」にした理由は、仮装を決めたが前日の10時過ぎ。

もうお店はどこも空いていない。あるのは赤の全身タイツと赤のアクリル絵の具のみ、、、、、、、
おっさんが全身タイツのみで歩くのはただの変態じゃん、、、、、
<隣では仲間が増えて嬉しそうな笑顔(この人はすでに仮装準備万端)>

新たな気持ちで大山に来たのに、まだ滞在先の皆さんと話もしていないのに早々に変な人レッテルはられてしまう・・・
まぁーそもそも失うものがあるわけじゃないし、とりあえずやってみようかな。

でもやるからにはインパクトが欲しい。でも変態は嫌ーーーーー!そこで思いついた苦肉の策、半分マン。全身タイツと服を半分ずつにしたもの。人間として半人前、中途半端、100キロハイク半分歩けばいっか、という気持ちから命名した半分マン。

時刻は既に深夜二時・・・中途半端な仮装と眠さで後悔・・・・果たして完歩できるのか? 

1日目 第1区~第3区(64.6㎞)歩破に向けてスタート

境港市「美保湾展望駐車場前」に集合し、朝6時半にラジオ体操をしました。そしていよいよ7時にスタート、あれ、、、、なんと相方が遅刻。亀だけに、、、、 でも本当は私の準備も手伝ってくれたために、時間が遅くなってしまったみたい。ごめんなさい・・・

左はゼニガメ(おにぎり君)、右は半分マン(あらっきー)

10分遅れでしたが無事にスタート。出だしは順調、足取りも軽く景色を眺めたり、ゼニガメのおにぎり君と仕事の話とかをしながら歩きました。(実はおにぎり君とは前日の夜に初めて会ったばかりで、仕事でおにぎりを握っているということだけでそれ以外はよく知らなかった)

そこそこのペースで歩いたけど、みんなに追いつくことができず、最後尾のまま10キロ。到着時刻のことを考えて運営のメンバーが一緒に歩いてくれて歩くスピードを教えてくれました。※実はペース配分が一番大事なことだったと後で気づいた。これはとても有難かった。

誘惑

3時間くらい歩いたところで、皆生温泉海遊ビーチがあり、なにやら面白そうなスポーツをやっている。そこで働いている方に、「一緒にやりませんかー?」と声をかけられ「やります」の即答。まぁビックリ。やってみると面白い。

遊んだ後、休んでいたら、なんと体に異変が・・・・

めまいがしたので横にならせてもらいました

 大切なことを今からいいます。みなさん100キロハイク中にビーチテニスは絶対やってはいけません。ノリでの参加が一番危ない!!めまいの後に腹痛が・・・・マジで死ぬかと思いました。先に行ってて欲しいとお願いし、一人で少し横になってました。リタイアだけは嫌やーーーーー!

最初の感謝

無理かもって思ったけど、目をつぶっていたら腹痛も冷や汗も収まってきました。汗でアクリル絵の具が取れてたけど、そのまま再出発。
 そして、気が付いたことがあります。それは一緒に歩いてくれたメンバーの有難さを実感したこと。

道も分からないし、ゼニガメいないから仮装に対する視線も痛いし・・・・・うぅぅぅ・・・・一緒に歩いてくれた人達の有難さを実感。
そして一人、道が分からず不安そうに歩いていたら、後ろからサポートメンバーが駆けつけて声をかけてくれました。めちゃくちゃ嬉しかったーーー!

一人で倒れていないか探し回ってくれたみたいで、申し訳なさと感謝で一杯になりました。しかも、一緒に歩いていたメンバーがコンビニで待っていてくれました。泣かないように必死でこらえてました。仕事を辞めてからの参加だからやばかったー!!

嫉妬心

そんなこんなで1区が終わり2区は、途中からゼニガメと二人旅!ゼニガメの効果絶大。歩くたびに車の中から多くの人が手を振ってくれたり、写真を求めてくれたり大人気でした。私に芽生えた嫉妬心。

なんとか私ももう少し分かりやすいコスプレがしたい。ゼニガメの写真を撮るために覗き込んだ画面越しに見えた綺麗な夕日に誓いました。「あー♪あこがれのー♪コスプレイヤーに、絶対なってやるー♬」

この夕日、綺麗だったなー

第3区の洗礼

第3区は、山道が多く暗いので寒さ対策とライトなどが必須です。あと何より足のおまめさんたちが増幅してきます。靴は自分のサイズの1㎝くらい大きいのにした方が良かったみたいです。足と靴下と靴が完全に一体化して脱ぐのも大変。

靴を脱いだら縮こまっていた筋肉と血管が一気に動き出すと同時に激痛が・・・・・ まじで痛い・・・・休むと筋肉は楽になるけど、足先の激痛が耐え難い。。休憩後に歩き出すと5分くらいは痛みが続くけど我慢していると自然と慣れてくる。

そんな時の癒しが、一緒に歩いてくれるメンバー!けんちゃんは足が痛くて歩けないはずなのに、第3区から行けるところまで一緒に歩いてくれました。

あらっきー、おにぎり君、けんちゃん

思わぬサプライズ

最後は、紅ちゃん、おにぎり君の三人で仮眠所を目指しました。ここからは1日目最大の難所。街灯も車通りもほとんどなく真っ暗。しかも風が強くなり、寒さが一段と増しました。ちょっと一人では歩けないような雰囲気。

残りあとわずか3㎞なのに、精神的には一番きつかった!!だんだん弱音を吐く回数が増えてきた。辛さがピークに達した時もう一人の応援団が・・・・・

夜空には満点の星空が

 この景色を見た時、疲れが一気に吹き飛びました!!痛みや精神的なしんどさはずっと続いていたけど、360度見渡すかぎり星星星!満点の星空がぼろぼろの体を癒してくれました。

心を無にしてなんとか初日を歩き終えました。一緒にあるいてくれたメンバーの有難さを嫌というほど実感しました。私には深夜に一人で歩く勇気はなかった!足が痛くなってしまった人は、リタイアの場所も事前に考えておかないと、迎えがすぐに来れるわけではないので注意が必要です。

仮眠所ではみんなで雑魚寝!!シャワーは激痛で浴びれたものじゃなかったです。足の豆をつぶしてゆっくり寝ました!!

寝袋で雑魚寝

1日目の教訓

・くつは大きめのものを準備する。
・元気だからといって途中でビーチテニスをしなこと。
・ペースはあまり変えずに、普通の歩く速度より速めの方が良い。
・コスプレは風の抵抗を受けないようなものが良い。亀の甲羅はやばい・・
・コスプレの準備は前日にしない方が良い。

・手を振ってもらうための極意、「恥ずかしがらず、人を選ばず、笑顔は全
 力、手を振り続けること。(by おにぎり君)」
 ※ 手を振ってもらえると足の痛みは忘れることができます。
・第3区の山道に入る前に足のけがの具合を確認しておくこと。
・コースはグーグルマップを印刷しておいた方がよい。※ 拡大したもの

こんな感じで1日目ゴールまでをまとめてみました。最後まで読んでくれてありがとう。
2日目私のコスプレは上手くいったのか? 無事に完歩できたのか?
次回も読んでくれると嬉しいです。





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