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中学生にデザインの可能性と楽しさを伝える -渋谷区部活動支援PJ-

こんにちは、デザイン本部 デザイナーリレーショングループです。

当社ではこのMIXI DESIGN noteでも以前取り上げた渋谷区立中学校の「部活動改革」プロジェクトの支援を昨年度に引き続き本年度も行っています。
今回は6月から7月にかけて実施した「情報デザイン」の部活動支援の話をしたいと思います。

部活動支援とは?

詳細については当社プレスリリースに記載がありますのでご覧ください。
https://mixi.co.jp/news/2023/0424/20102/

当社が支援するのは「デジタルクリエイティブ部」の活動で、その内、デザイン本部では今年度「情報デザイン」、「グラフィックデザイン」、「サウンドデザイン」の3テーマを担当します。

部活動支援の内容

下記内容の部活動支援を行いました。

・Figmaを使い、アプリのデザインを行う
・アプリのお題は「ゲーム配信のアプリ」と「テーマパークのアプリ」
・まずはワイヤーフレームを制作してから実際のデザインを行う
・制作した作品に対して個別にコメントでフィードバックを行う

ワイヤーフレームを制作中。学生からの質問や相談があればサポートメンバーが
すぐに対応出来る様、気を配っていました。

デザインの可能性や楽しさを知ってもらう為に

今回のデザイン本部が関わるカリキュラムの目的を「デザインの可能性や楽しさを知ってもらう」に定めました。

準備を進めるにあたり、まずは目的設定を行ったのですが、前提としてデジタルクリエイティブ部はデザインだけではなく、プログラミングもある等、参加している学生全員がデザインに興味があるかどうかが分からないという問題がありました。

その為、デザインの技術的向上を目指すのはちょっと違うのではという話があり、色々意見を交わした結果、「デザインは普段の生活に溢れている。そのデザインについて知ってもらう事はこれからの人生を豊かにするのでは?」…という事で前述の目的設定を行いました。

じゃあ部活動自体も楽しんでもらえるような内容を組んでみよう等々の話を行い、そして準備をする私達自身も楽しんで作業を進めた…というのが当日までの流れです。

ユーザーの気持ちを考えたデザインを意識してもらう

部活動ではデザインするだけではなく、アプリを操作するユーザーの気持ちを考える為にワイヤーフレームを制作した上でデザインを行うという構成にしました。

部活動の序盤では制作ツールの使い方に苦戦していた生徒もいましたが、最終的には問題なく操作が出来るようになったり、フィードバックを活かして、日毎に上手くなったりと中学生のセンスや吸収力には驚かされました。

また「グラデーションの方法とか教えてないのに出来てる!」、「余白の使い方が上手い!」等々、想定を超えるような事もあり、こちらとしても刺激を受けた部活動でした。

部活動を終えて

以下、部活動の最終日に取ったアンケートの回答の抜粋です。

「自分が好きなようにじゃなくて、利用する側がどう思ってるかの気持ちをもって情報デザインに取り組んだことで興味が深まりました。機会があれば勉強をしてみようかなとも感じました!」
「作り終えた時の達成感がすごかった」
「もっと時間が欲しい、もっとやりたかった」
「最初はあんまり情報デザインっていうのが面白くなさそうだしすごく地味な感じがしたけれどいざやってみればすごくおもしろかった」

ポジティブな回答がほとんどで部活動での学生達がデザイン制作に取り組む姿を思い出すとうるっときちゃいました…
計4回の部活動を通して、当初設定した「デザインの可能性や楽しさを知ってもらう」という目的は達成できたのではと思っています。
またこういった感想はこちらとしても大変嬉しく、部活動支援をやって良かったという満足感も得ることが出来ました。

引き続き「グラフィックデザイン」「サウンドデザイン」のカリキュラムでもデザインの可能性、楽しさを感じてもらえるような部活動が出来る様にしていきたいと思います。