見出し画像

【エッセイ】Lじゃ大きい

私『すいません』
店員『はい!』
私『これのMサイズありますか?』
店員『あーっとこのTシャツのこのお色のM・・ですね』
私『あ、はい』
店員『あれ、ちょうどさっき売れたなM・・(ぶつぶつ)』
私『あ、ないですかね?』
店員『少々お待ちを!』
〜10秒後〜
店員『すいません〜さっきのでMのラストでした』
私『そうか、ないですかぁ〜』
店員『さっき売れたのがMじゃなきゃねぇ
今Mあったのにねぇ〜(ぶつぶつ)』
私『じゃあここにあるLだけって感じすか?』
店員『そそそそうですねぇ、Mがね、さっきね、』
私『そうか、仕方がないっすね』

諦めて帰ろうとする私

店員『Lじゃ大きいですもんね?』
私『はい、Lだと多分大きいです。』
店員『ですよね、さっき売れたの!Mがね、
うん、売れてなきゃなぁ、あったのに!残念!』
私『しょうがないですよね、運命じゃなかったのかも』

諦めて帰ろうとする私

店員『ううーんLじゃ大きいですもんね?』
私『・・・はい!大きいです。』
店員『ですもんね、Mサイズね、さっきので
ラスト1枚だったのぉ!ラスト2枚だったらね!お客様買えたのに!ね!!』
私『ですね!』

諦めて帰ろうする私

店員『そっかぁMじゃなくてLがちょうど良かったら買えたんですもんね?』
私『・・・えっ?どうゆうこと?』
店員『さっき売れたのがMじゃなくてLだったら
お客様Mが買えたってことですもんね?』
私『んんん?』
店員『いゃあ、、しかしLだと大きいんでしたっけ?』


私はこの時
時空の間に閉じ込められたことを知った。

店員の『Lじゃ大きい』
から始まる空間の歪み

私が
その空間から抜け出した奇跡

某所ファッションビル5階での出来事です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?