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日本人の不思議な宗教行事・・・信仰なのか、信仰ではないのか??

昨日、派遣で行った葬儀は「神前式」だった。
私が12月から葬儀の仕事を始めて神前式は2回目、他は全て「仏式」

ふと、日本人は不思議な宗教意識を持っている様な気がする。
そして、その矛盾も不思議に思わず、ほとんどの人がそれを受け入れ、逆に生きていく中での行事を一つ一つ大事にしているようにも思う。

自分が信仰を持っているとはっきり自覚している人は別として、一般的には

まず生まれてから一か月すると「お宮参り」で神社に行き、
成長すると、「七五三」で神社・・。
そして12月にはクリスマスを楽しみ、1月になると神社に初もうで、春にはイースター(キリスト教の復活祭)や10月にはハロウインを楽しむ。
結婚式は、神前かキリスト教式、仏式はほとんど聞いたことがない。
葬儀は90%以上が仏式でお墓は檀家のお寺。

最近は「御朱印ブーム」「パワースポット巡り」もはやっているようだし、神社への参拝者も多いと聞く。

他の国の方々から見ると不思議な国なのかもしれない。
ちょっと気になったので「神道」とは何かを調べてみた。

「神道」とは、日本に昔から伝わる宗教です。
意外に思われるかもしれませんが、「神道」とはいっても特定の神様を信仰する宗教ではありません。
神道の考え方をもっともわかりやすく説明するのが、「八百万の神(神々)」という考え方です。自然に存在する万物に神様が宿るとされた考え方であり、「アニミズム」とも呼ばれます。
神道は昔からある宗教ではありますが、これは実は仏教や儒教といったほかの宗教の影響も色濃く受けています。神道ではほかの宗教を否定することなく、仏教にある信仰対象もまた、神道の神様の一人だと考えています。
(LIFEより)

仏教やキリスト教が、信仰の対象者がいるのとは違う。
だからこそ、色々な宗教行事を受け入れることに矛盾を感じないのかな・・。
それを日本人も「良し」としているのかもしれない。

この神道ブームで、これから亡くなる人は「神道」での葬儀を求めるのだろうか・・。そこは未知数な気がする。

最近は、無宗教での葬儀や、直葬も増えては来ているし、仏式で葬儀をしても家族葬で行うことも増えて、コロナの影響で「葬儀」の形は変わっていっている。
お金をかけない葬儀を考える人も増えてきている。それは残される家族のためという思いもあるのかもしれない。

でも、私個人的には、「人の死」は畏敬の念をもって大切に執り行ったほうが良いのではと思っている。
それが「仏式」であろうと、「神前式」であろうと、「キリスト教式」であろうと、祈りを持って見送ることが大事だと思う。
見送るといっても「いつもそばにいて見守っていてくれる」という思いは、どの宗教であろうと同じだ。

だれもが必ず迎える「死」
死んだら、そんな世界がまっているのだろう・・。

「死」を迎えるまでしっかり生きていきたいと突然思った。

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