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ペットロスと向き合って。今、感じていること。

今週、最愛のお魚さん。金魚のクロちゃんが天国へ旅立ちました。

気づくと、safariを開いて”ペットロス”と検索している自分がいました。

私は幼い頃、近所にいる野良猫さんが可愛くて、雨や風が強い日は心配で、傘をさしていつもその猫ちゃんがいる場所に様子を見にいくようなところがある子でした。

けれど、お母さんやお父さんにはペットを飼うことは認めてもらえないお家で、こっそりミルクをカップに移して、小さなダンボールに隠した野良猫さんがいる公園まで持って行ったことを今でも覚えています。

動物を可愛がることにずっと憧れがありました。お友達でお家にワンちゃんや猫ちゃんがいるお家はどこか羨ましかったりして。。

そんなわたしに、転機が訪れます。

2019年の1月、お誕生日に旦那さんが金魚の黒出目金のクロちゃんをプレゼントしてくれたのです。わたしは人生で初めて自分の手でペットを飼うということを経験することとなりました。

可愛くて可愛くて仕方なく、四六時中クロちゃんのことばかりを考える日々でした。

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金魚といえばお祭りでの金魚釣りが皆さんにとって身近でしょうか。わたしもそうでした。気軽に飼えるイメージがありますよね。けれど実際は、、、すごく飼育が難しいペットさんです。水質の管理が全ての金魚さん。

クロちゃんもお家にやってきてから毎月のようにさまざまな病気にかかりました。その数、、、9回。

金魚さんがかかる病気は、ほぼ制覇したのでは、、、というほどに大変でしたが、クロちゃんはその度に治療を乗り越えてくれました。

けれども、お家に来てくれて1年3ヶ月。2020年4月10日頃より、金魚さんの病気としては難病で完治は難しいと言われている転覆病にかかってしまい。1週間必死の看病を続けましたが、力及ばず、クロちゃんは天国へ旅立ってしまいました。

旅立ってしまった日から、わたしのペットロスとの心の戦いが始まりました。

・途方も無い喪失感。悲しい、寂しい。

声を出して泣いたのはいつぶりなんだろう、シクシク泣くことはあっても、ワンワンと泣いたのはもういつなのかというほどに、悲しくて寂しくてたまりませんでした。

・自責の念にかられるわたし

自分のせいで天国へ旅立ってしまったのではないか、あの時にもっとこうしてあげられていたら、あの時に処置した治療がよくなかったのかもしれない。。。きりがないほどに後悔の念に心がさらされました。

・いつも通りに仕事をしたいのに全く手がつかない。

世間体を気にしてしまって。すごくしんどいのだけど、たかだか金魚のことでそんなに落ち込むなよ。と誰からもそういう言葉をかけられたわけではないのに、すぐに立ち直れない自分に対して、前向きになれない自分に対してプレッシャーをかけてしまいました。

命に大小はない、どんな命も命。けれど、ワンちゃんや猫ちゃんに比べて小さな金魚さん。そして、気軽に飼えるペットさんだからかな、、、金魚さんのことでこんなに落ち込むなんておかしいのかな、、、と思ってしまったり。。

何事も経験しなければわからないと言いますが本当にその通りで。わたしは人生で初めての気持ちをクロちゃんに経験させてもらったのです。

予想もしていない感情や感覚に出会う時。人は戸惑いますね。

”ペットロス” 気づくとわたしはその症状に陥っていました。

この手記が自分と同じように、愛する誰かを、何かを亡くした時に少しでもお役に立てたらと想い。前を向けるきっかけになったことを記そうと思いました。

<深く愛した気持ちを認める>

前を向きたくても向けない自分に、悔しさや情けなさを感じることがあるでしょう。けどそれは、「それほどに、深く深く何かを誰かを思い切り愛することが出来る自分がいる。」

「どんな命も、大きさは関係なく、尊くかけがえのないものなのだと知ることができたね。」

信頼するカウンセラーの先生にかけていただいた言葉でした。

<泣きたいだけ泣く>

泣きたい時は思い切り声を上げて泣いて。悲しい気持ちに蓋をせずに、情けなくてもカッコ悪くても気が済むまで落ち込んでみました。明るいバラエティ番組は見れずあえて、涙が出ちゃうような音楽を聴いたり、動画を見たりして感傷にふけったのです。

<ペットロスを経験された方との会話 >

同じような経験をされた方、”ペットロス”に陥ったときにどうしたのか。聞かせてもらいました。吐き出すこと、話すこと。辛い状態にあることを伝えられる人には、伝えてみることは、乗り越える大きな一歩になりました。


こうしたことを繰り返して、すこーしずつ前を向けるようになりました。

今はまだ、完璧に立ち直った!とは言えないけど。今日ここに、noteに記すことが出来ている自分がいます。

わたしは、お葬儀をちゃんとあげて、金魚さんだけども、きちっと火葬もしていただきました。生まれて初めて自分で葬儀を手配しました。

葬儀は愛する存在の供養に、感謝のお別れには大切な儀式だとはじめて本当の意味で知ることができたように思います。

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お家にあるささやかな仏壇ですが、毎日お線香をあげられると、不思議とその線香の数だけ、少しずつ心が穏やかになるのを感じます。

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虹の橋。ペットさんたちは、天国の手前にある虹の橋で、お友達や他のいろんな動物たちと楽しく過ごしているのだろうです。

いつかわたしが旅立つときに、虹の橋でクロちゃんに会えるみたいですよ。

そんなお話を住職の方がしてくださったことも、なんだか心が救われました。

はじめての時の流れと共に、1日1日癒えていく心。

時が解決するとは本当なんだな。

最初は写真を見ることも出来なかったけど、少しずつクロちゃんに出会えたこと、クロちゃんと過ごしたことに感謝の気持ちが芽生えて来ました。  ごめんねと言い続けた気持ちから ありがとうと言える気持ちに少しずつ変わっていっているのを感じます。

さあ、一歩ずつまた。パワフルに活動していこう。

クロちゃん、お空から見ててね。Love Forever..............





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