ちょっとご相談が...から、3日で案件成立まで辿り着いた話
コロナ渦において、メイクで人のお肌に触れてコミュニケーションすることは誰かの笑顔を作る行動にならない... それは、イコール。活動も仕事も、これまでの動き方は出来ないことを明確に意味していた。
会社を経営して10年。悩もうが困ろうが、会社は生み出した子供なので育児放棄をすると、痛んでしまう。どんなことがあろうとも、生かして行かないとならないのだ。
さて、どうしようか。メイクはできない、イベントもできない、これまで小さな会社だが事業の柱は”メイクスマイル” メイクの楽しさを全国各地へお届けに出かけるリアルイベントの出演や、プランニングが主軸だった。
3月下旬から、自宅にこもってSTAYHOMEする中で、ジタバタしても、こればっかりは仕方がないので、これまでのお仕事のアーカイブをまとめたり。各地でお客様に書いていただいたアンケートをまとめたり、こっから先どんなことがわたしには出来るんだろうなと模索した。
思考を整理し、経験を整理し、新たなチャンスや、可能性を想像する感じ。
そんなこんなしているうちに、4月はあっという間に過ぎてGWが過ぎた頃から。
「ちょっと相談したいことが.....」というお問い合わせやご連絡をチラチラといただくようになった。
とにかくどんなお話も真剣にお伺いし、具体的なオリエンがなくても、「こんなことならお役に立てるかもしれません」といったアイディアを相談から2時間後、遅くとも翌日にはレスポンスをするようにした。
いろんなご相談をお問い合わせしていただけるきっかけになっていたのが、リアルにメイクが出来ないなら配信で毎日どこかへ、誰かにメイクの楽しさを届けようと始めた、オンラインの活動だった。
何か動かないと、出来ることしてみようとただただ無心で始めた取り組みで。基本的に平日はほぼ毎日、オンラインで日本全国、世界の各地へメイクレッスンの配信を続けた。
そのことを、FacebookやTwitter、そして時にnoteに書かせていただき、メイクをリアルには出来ないけど、メイクで世界中を笑顔にする!その意思は、変わってないぞー!と、発信した。
そんな様子を見てくれていた方がいた。
「毎日の配信の様子から、オンラインでのコミュニケーションの秘訣を相談したい。」
なんていうありがたいお声をかけていただいた。
その辺りからかな。
そうか!わたしにはメイクはもちろんだけど、ちょっと待ってよ。まだ何かあるんじゃないか、お役に立てることがあるんじゃないか。一気にアイディアの花が咲いた。
1 コミュニケーション!
そうだ、これまで言葉の通じない異国の地でもメイクブラシ一つでみんなと会話してきた。とにかくたくさんの人にあって、たくさんの人と会話してきた数だけは誇れるぞ。
2 自主活動を維持するためにつけた企画力
自分で資金を集めて、自分でスポンサーさんを集ってと、、手作りで試行錯誤して取り組んできた活動や、会社の運営も基本的に頭を振り絞って企画を作り提案してきた。その経験を今一度もっと活用してみよう。
3 こうと思ったら形にする
語ってるだけじゃどうにもならないから、とにかく不器用でも完璧じゃなくても動いてみる!
メイクはもちろんなのですが、わたしこういうこともできます! こんなことを今考えています!と周りに伝達を始めてみよう。
自分の得意な領域だけで世界を見てしまうと、視点がちょっと狭くなってしまうけど。1番の武器をちょっと下ろして、ぐるっと見渡してみる。
得意領域の他に、自分には何があるんだろうっていう過去や今のストック(財産)を整理して、見つめてみると。あれ?もっと自分ってこういうこともできるのかもしれない!と視野が開けてきた。
そんな感じで。とにかくお声をかけてくださることにはすぐに出向き。これまでお仕事をしてくださってきた方々にも、自分の新しいポートフォリオを持っていく感覚で最近感じていることを会話したりしているうちに、、
これまでのお仕事をなくして約3ヶ月ついにチャンスがやってきた!
「ミワさん、ちょっとオンラインイベントの企画についてご相談が...ミワさん何か考えられそうですかねー?」
と、最近出会ってすごくシンパシーを感じている女性。敏腕プロデューサーさんからのご相談だった。
「けど、ほんと確度はわからないお話なので無理なく、タイミングで何かあればで〜」
彼女はそんな感じで軽いタッチで相談を投げてくれた。
お話を聞いたのが午後17時頃。そっからわたしは、気づくと深夜の2時頃までずーっと企画書を書き続け、出来上がった企画書をすぐに彼女に送ってみた。
ご相談いただいた内容は、美容の世界でもメイクの世界でもなく、これまで自分はおそらく拘ったことのない業種のお話だった。
けど、こんなことをしたら楽しいかな。こんなことができたら喜んでもらえるかな。そんな気持ちでただただ書き続けた。
翌日、彼女から「なんだかいい感じがする!ちょっと持っていってみますね、ありがとうございます!」とメッセージをいただいた。
そこから、ありがたいことに、気づくと3日ほどで、、、その企画は着地まで辿り着くこととなり。
現在、ステキなオンラインイベントになるよう鋭意制作中だ。
新しい幕開けを感じながら。夜更かしもドキドキワクワクすると楽しく、朝まで作業して眠たい目をこするのも、やっぱり悪くないなあと思うこの頃。
損得感情なしで!
自分のことを必要としてくださる方がいることに感謝して。
これからも、できる限りいろんな方とコミュニケーションしたい。
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