kitty bunny ponyに学ぶ愛らしさ／犬柄"pochi"の素朴な並進
布・生地の通販サイトnunocotofabricさんより発売中のテキスタイル「pochi」は、お散歩する犬が並進を繰り返す、素朴で愛くるしいテキスタイルデザインです。
今回は日本でも人気の高い、韓国のファブリックブランド「Kitty Bunny Pony」（以下：KBP）のデザインをお手本に制作しました。
昨年9月に開催されたイベントでKBPを知り、
どれもこれも「かわいい」デザインにとにかく圧倒されました。
最終日の午後に出向いたため品薄でしたが、ポーチやボタンなどを購入し、ショッパーやおまけでいただいた小さなポーチも本当にかわいくて、
どこまでも「かわいい」ことに衝撃を受けながら帰宅の途につきました。
この「かわいい」を研究すべく、その後私はオンラインショップで
生地と書籍と折り紙を購入します。
基本モチーフの並進を繰り返して展開されるKBPファブリックは装飾パターンの法則の中で最もシンプルな移動操作です。
なお、装飾パターンの法則は17通りあるとされており、各々の特徴や図例が解説された本「装飾パターンの法則」藤田伸著（三元社）を参照しました。私にとって教科書や辞書のような存在で、デザインを制作するたびに見返しています。
KBPファブリックに見られる基本モチーフの並進、をデザインのテーマに
KBPで見かけない動物、犬で制作することにしました。
イラストの犬は、「存在そのものがかわいく、あどけない 3 歳の男の子」の人格的イメージで描きました。そのため、デザインの用途も男の子向け入園入学グッズを想定しています。
さて、デザイン名を決める段階で私は、KBPの猫がcatでなくkittyのように、動物の表現に可愛らしさを加えたいと感じました。そこで、海外で暮らしていた友人に犬だとなんて表現するかを尋ねたところ、「doggy」や「puppy」をご紹介いただきました。
とはいえ日本だと馴染みが薄いように思い、
ペットでよくある名前から、「ポチ」を選びました。
イラストの素朴な雰囲気からも合っているように思いました。
今回はKBPをお手本に、並進というシンプルなデザインだからこそ感じる可愛らしさを自分なりの解釈で表現しました。テキスタイルデザイン「pochi」が、私にとってのKBPのように、誰かの心にもかわいらしい存在として息づいてもらえたらと願います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました！
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