「読むインタープリテーション」はじめます。
note「読むインタープリテーション」はじめます。
はじめまして。仲上美和(ナカガミミワ)と申します。
環境教育事務所Linoworks という屋号の個人事務所を主宰しています。
私の仕事は、
ざっくり伝わりそうな職業名で言うと、ネイチャーガイドです。
主に、自然や文化資源を扱うツーリズムや環境教育の分野にて、
「伝える・つなぐ」役割で、ワークショップ的な体験の場を企画デザイン、ファシリテートしています。
基本はリアルに人に直接会う場で。最近はオンラインの場も増えました。
現場でのプレーヤーとしての実践に加えて、
同様の活動をする方々のトレーニングや、事業のコーディネート、コンサルティングを裏方で担ったりもしています。
そして、私の日々の仕事を根っこの部分で支えているのは
「インタープリテーション」と呼ばれるコミュニケーション・アート。
技術であり、哲学でもあり。
通訳、解釈などを意味する英語だけれど、
ぴったりの日本語がないので、英語のまま使われています。
私がインタープリテーションという考え方と、師と思える人に出会ったのはもう18年くらい前(驚愕!)
それまで積み上げたキャリアをあっさり手放せちゃうほど、私にとっては魅力的で運命的な出会いでした。
*
「インタープリテーション」について、自分の言葉で書きたい。
・・・というのは、私の悲願、
というのも恥ずかしい、、全然書き始められなくて、やるやる詐欺だと周囲から呆れられてきた私の願望なのだけれど、
どうにもこうにも、書き続けられない…。
ネタの糸口が見つからないし、届けたい誰かの顔もはっきりしない。
研修会で扱うような、王道な一般論や正しい答えを披露したいわけではないのだな、と思うものの動けず、
インタープリテーションをナリワイにする「自分自身」について書くしかないのだな、と薄々気づくものの、
それを受け入れるのにずいぶんと時間がかかった。(理由はいろいろあるけど、ここでは省略。)
覚悟が決まった、わけでは全然ないけれど、
恐れや不安を抱えたまま、
えいやっ!と、noteの土俵をお借りして始めることにしました。
*
インタープリテーションってなんぞや?
それってなんのためになるの?
という問いへの説明を
自分なりに“ワタシ”の経験をつうじて書き進めてみようと思います。
インタープリテーションをご存知の方にも、初耳な方にも、
“ひと”との関わりに関心をお持ちの方には、
どなた様にも読んでいただけると嬉しいですし、
インタープリターになりたい方や、
インタープリターとしての力やセンスを磨きたいという思いをお持ちの方々へも、なにかしら小さくお役に立てることを願いながら書きます。
*
インタープリテーションは、価値や意味を扱う技術です。
何に光をあて、それらをどういう視点でみつめるか。
それは、何をするか、どうやるか、の前にある問題。
インタープリテーションってなに?に、
一言で答えて差し上げられないもどかしさがあるけれど、
そのまどろっこしいプロセスを、
ときに俯瞰し、ときに深く潜り、行ったり来たりするのが、私たちインタープリターの大切な日常であり、醍醐味かなと感じています。
きほん真面目に、
でも、読みものとしてゆるく楽しめるよう、私の琴線にふれる日々の体験から書きたいと思います。
月に記事2-3本を目標に!(しばらくは無料公開します。)
インタープリターの“視点”をどうぞお楽しみに。
必要としていただける方や、面白がっていただける方に届きますように。
Love, miwa