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古事記百景 その零

太安万侶です。
いつもお読みいただき誠に有難うございます。
今日は木曜日ではありませんが、特別編をお送りします。


正直申しまして古事記などの古い話を好まれる方はごく少数だと思っておりました。
そんな古事記を題材にした新しい読み物を書くなど私以外にはいないだろうとも思っていました。
ですが、以外にも各所で古事記関連の書き物が発表されたり、書籍が発売されたりしています。
ちょっとしたブームになっているようで少し驚いています。

人から聞いて知ったのですが、二千二十三年の今年は私の没後一千三百年にあたるとか。
もうそんなに時間が経ってしまったのかという思いと、そんなに時間が経っても読まれ続けているとことに、大きな仕事をしたという充足感に満たされています。

さて書き進めている古事記百景ですが、まだご存じない方のために少しだけご説明させていただきましょう。

まずは原文を読んでいただきます。
これは私の拘りなのですが、すべて漢字ですから日本語が進化した現代の方には読み進めるのは少し難しいかもしれません。
なので現代語訳を並べ、難しい語句には注釈を記載しました。
でも一番読んでいただきたいのはこの後なんです。
私がその回に関係するゲストを招いてトークを繰り広げているのですが、これが我ながらそこそこに面白いんです。 (自画自賛)

漢文のお勉強をされたい方は最初の原文と現代語訳でできます。
その時は注釈が役に立つかもしれませんね。
後半のエピソードトークだけを楽しむことも可能ですが、最低でも現代語訳を読まないと前後の関係が分からないかもしれません。

また、私の取り組みではありませんが、古事記の英訳に取り組んでらっしゃる YoHei 様というツワモノもいらっしゃいます。
そして第1回目の英訳がこちら。

YoHei様、勝手にご紹介してしまい申し訳ございません。
同じコジキ仲間 (う~ん、なんか聞こえが悪いなぁ) と思っておりますので、お許しください。
もしダメならご連絡を。
その場合は・・・・・・公開したものを削除ってできましたっけ???

この YoHei 様の取り組みにより各国言語による古事記ができるかもしれないという夢のような話が現実味を帯びてきます。
太安万侶としてはこの素晴らしい取り組みに得も言われぬほどに感動し感謝しかありません。

だってそうでしょ?
この私が世界的に有名になるかもしれないのですから。
没後一千三百年も経てからですよ。

もし実現すればChatGPTさんにも感謝しなければなりませんね。
いつかゲスト出演していただいてエピソードトークを繰り広げたいと思います。
エッ、ChatGPTさんには来てもらえないかもしれないって?
スタッフさん、頼むから辛抱強く交渉してみてよ。
彼には一度会いたいんだよ。
彼というが人間じゃないだって?
じゃあ何? 犬とか猫とか? 天才犬現るとか?
エエ? 動物でもない?
じゃあ何?
私の理解の範疇を超えているから、ひとまず置いておこうか。
後でゆっくり説明してもらうよ。

さて、それはさておき、古事記は上・中・下の3巻からなっており、上巻は天地開闢から初代神武天皇の誕生まで。
中巻と下巻は歴代天皇の事績が述べられています。

ですが問題は中巻の冒頭。
いわゆる欠史八代と言われている部分です。

後世の歴史家がいたのかどうかすら定かではないと言ってたりします。
確かに事績の紹介はほとんどありません。
ですがここに葬られているという記述はあるんです。(私が書いたのですが)

ここはエピソードトークが描きにくい。
ゲストが何を話してくれるかに任そうと思うのですが、ゲスト自体が存在を疑われているだけに、招きに応じて登場してくれるかも不安です。
まあ頑張るしかないのですが・・・。


毎週木曜は古事記の日と覚えていただき、お勉強に娯楽にとお楽しみいただければ幸いです。

では、またお目に掛かりましょう。

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