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三輪防災商会、このように独立しました。

0. はじめに

こんにちは。三輪防災商会代表の三輪です。
タイトルにあるように三輪防災商会が消防設備士として独立した方法を記事にしてみました。
大層な書き方をしてしまいましたが、私の場合は結構特殊なパターンなので参考にはならないかもしれません。あくまでも"私がどのようにして独立したか"を記しますので、「こんな独立方法もあるのか…」程度に思っていただけますと幸いです。

1. 消防設備士として働くことになった経緯

元々、某印刷会社の工場で働いていましたが、単純作業の部署ということもあり自分に合わないなと思うこともしばしば。他にも色々な部分で限界を感じ退職。
「働ける場所ないかな?」ということで、昔ちょっとバイトしていた弱電工事の会社に連絡をしました。そしてそこで働けることに…なったのですが、そこには仕事があまりないという状態でした。

そのような中…弱電工事の会社から、当時多忙を極めていた消防設備士の仕事を紹介してもらって応援に行くことに

これが消防設備士という仕事の出会いでした。

2. まさかの即独立…笑

晴れて応援という形で消防設備士として働くことになったわけですが、ご紹介いただいた方も当時1人親方だったため「ウチには就職はさせられない」と言われてしまいました。そのため請求書等仕事のやりとりする関係で「個人事業主として屋号を作ってくれ」ということになったのが独立の直接のきっかけです…笑

流されるままに開業届を提出し、三輪防災商会が誕生しました。

以上のような流れで独立しました。この頃はほぼ毎日応援に行っていました。
"独立した"というよりも"独立せざるを得なかった"というのが正しいかもしれません。弱電工事の時に消防設備に携わっていたことで、消防設備士の試験を受ける資格があったことも幸運でした。応援に行くようになって4ヶ月程で資格を取得しました。

※ちなみに"商会"と付けた理由は以前ポストしております

3. 独立後

しばらくして、初めて直接のお客様ができました。現場で何度か一緒になった方の紹介でお仕事をいただいた形です。もちろん親方のお客様ではない現場の方です!笑(その会社さんとはありがたいことに今でもお取引をさせてもらっています)

当時を振り返ると、「メーカーに勤めたこともない」「応援でしかやったことない」という状況だった私が圧倒的に経験不足だったことは否めません。
いくら勉強して知識を付けても、現場ではイレギュラーなことだらけ。正直とても苦戦しました。

毎日現場に行って…消防の本も毎日開いて…消防署にも毎日のように行って…という日々。
“利益”ではなく”依頼された業務を終わらせること”に必死でした。

生活もできていましたし、困窮もしていませんでしたが、決して儲かっていたわけではなかったと思います。
実費としては移動費しかかかっていないので、誰かに怒られることもありません。いくらでも時間をかけて良かったので、このような働き方ができていたのだと思います。

現在の三輪防災商会が心掛けている"スマートな工事"とは程遠いやり方でしたが、この時の経験は財産となっています。

今から約6年前(消防設備士歴9年目の頃)

4. そして今

独立せざるを得ない状況で1人からスタートした三輪防災商会。
今ではメンバーが4人に増え、毎日現場を奔走しています。

ひとつの自信になっていることが、いわゆる"新規開拓営業"をしたことがないことです。(営業するのが悪いと言っているわけではありません)
ありがたいことに今までの繋がりや現場で出会った方々からお仕事をいただいています。私たちの仕事が評価してもらえている証拠だと思うと、自信になります。

5. おわりに

独立を考える場合、「そろそろ自分でやっていけるな」という一大決心をしてスタートする方が多いと思います。
ですが、弊社のようなパターンもあると思っていただけたら幸いです。

業界的に消防設備士は人手不足と言われていますが、現実としては"できる人に仕事が集まり、そうでない人には仕事が来ない"という状況。(どんな業種でも一緒かとは思いますが)
ですので、独立してもうまくいくかはわかりませんが、真摯に仕事に取り組み結果を出していけば、きっと仕事は集まってきます。

独立した際には、
・さまざまな消防設備に触れる
・さまざまな(マンション・テナント等)建物に触れる

を心がけると良いと思います。消防設備士の中には"テナント専門・マンション専門”でやってる人も多いと思いますが、色々なバリエーションの仕事をしているとどんどん仕事が広がっていくのでおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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