見出し画像

「わたし」じゃないんだ。

昔のこと。
愛おしいけど手を焼いてた子どものこと。
親バカだけど、明るくていい子。
でも、売られたケンカは買うし、買ったらしっかり?お返ししてしまう。
おかげで親子で謝罪行脚の旅によく出かけた。
旅先(先方の親)には自ら頭を下げ、悪いことも認めれたので怒られるどころか、何故だか褒められたり。
ケンカした子とはその後、友だちになったり、と面白い。
今思い出すと、なかなか忙しい子育て真っ盛り期だった。

自分はどちらかと言えば、内弁慶。
自己主張は家庭内のみ。
性別の違いがあるかも知れないけど、ケンカなんて想像つかないし、
ましてや学校からの電話なんて。

「わたし」から生まれてきた「息子」
だけど、彼は「わたしじゃない」
そんな当たり前だけど、日々の違いに、特に思わぬトラブルが起きると、
「なんでそうなるの?」「どうしてなの?」「子育て間違った?」
そんな不安も打ち寄せてきた。

でも。
本当は「わたし」じゃないから、違って当たり前。
いいことも、そうでないと思えたことも。
簡単なことなのに、そのときは不安になったからこそ、今は伝えたい。

みんな「わたし」と一緒じゃないんだよ。
親子でも、兄弟姉妹でも、家族でも。


当たり前に気づくだけで、心はゆるくなれる。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?