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応援している選手が全治8か月の大怪我を負った


2019年の年の瀬のこと。
私はまだヴィッセル 神戸のサポーターになって1年経っていなかった。

天皇杯決勝を目前にして、ワクワクドキドキしながら宿の準備やらスケジュール調整やらをしていた。

そんな中、一つのニュースが舞い込んだ。


DF菊池流帆選手がレノファ山口FCより完全移籍加入のお知らせ


 菊池、、りゅうほっていうのか、
 素敵な名前やな…

 レノファ山口か、、
 j2のクラブなのね、
 CBか、若いし背も高いしいい感じ

 にしても…輝かしい経歴の選手だらけの今のヴィッセルに入ろうって思えるのがすごいよなぁ


なんて思っていたら、noteに記事が上がってた。

読んでその内容にまず心打たれた。


案の定、周囲は反対だったと。
試合に出れなくなったらどうするのかと

それを跳ね飛ばしての移籍だった。

 なんかヴィッセル神戸の雰囲気を変えてくれそう…
 応援しがいのある選手が入ってきてくれた!


そんなワクワクした加入のニュースだった。

※以降、菊池流帆選手のことは敬愛を込めて「流帆」と記すことにします。



入って程なくメキメキと頭角を表し、
ACLでは同じく応援していたフェルマーレンとCBの双璧を成した時には大興奮だった。

個サポですか?と言われるほどのめり込んだ。
レプユニはもちろんプレイヤーグッツは一通り買い占めたし、
一時はホンキで流帆会を立ち上げようとした。(コロナ禍のこともあり断念しましたが…)

コロナ禍で辛い中、どれだけ勇気と元気と諦めない気持ちを与えてくれたか…
もうそれは言葉になんかできない。


ぜひこの勢いで日本代表に!と願ったが、さすがにそうは問屋がおろさずで…

22年の開幕にも間に合わなかったり、シーズンの最初調子が上がらなかったり、23年の開幕も逃すなど、足踏みと思われる状況が続いていた。

後一息やのになぁ…

次のW杯狙ってほしい!


〜〜〜

23年の年明け頃からコロナ禍も幾分か収まってきた。
元々私が趣味でやってたバンド活動の方も動きが活発になっていた。

バンドが活動が動き出し、いくつか新しいバンドも組めそうだ!という矢先、
右の手首が痛くなってしまった。

幸い、日常生活にはそんなに支障がなかった。
最初はすぐに治るかなとも思っていた。でも、いかんせんバンド活動のことがあるので…と病院に行く。

腱鞘炎と診断された。


これはまずい。
バンド活動どうしよう…。

寝て治るものではないことは知っていたから、なんとかバンド活動と治療を両立できそうな整体を血眼になって探す。

試しては変更しを繰り返したから、出費もかなりなものだった。
でも構わない。
なりふりなんか構っていられない。

三軒目の院でようやく治療方針などが固まりかけた頃、

今期初観戦に行ったノエスタでそれは起こった。

試合自体は4-0で大勝利だったけど、
今期初スタメンの流帆は、前半24分で負傷交代をしていた。

快勝に喜ぶ中、流帆の怪我の状況がとても気になっていた。


数日後、クラブから公式リリースが発表される。

■負傷名:左膝前十字靱帯損傷
■全治:約8ヵ月


そのニュースを知った途端、自分でもびっくりするくらいショックだった。


涙がとめどなく流れ出た。

 なんで、、これからという時にどうして、、


ちょうど自分も腱鞘炎の治療中だったからだろうか…

趣味のちょっとしたことでも、バンドができないこと、メンバーのみんなに迷惑がかかること、幾分かショックなのに、
プロのサッカー選手がさあこれからって時に全治8ヶ月の大怪我とは…
その心痛は計り知れない。

でも性格も明るいポジティブな選手なので、前向きに捉えているのだろうか…。

実際、インスタにもそのような言葉が綴ってあった。

当の本人が前向きになろうとしてるのに
、なぜか私はいつまでも落ち込んでいた。

そしてnoteを読んでまた衝撃を受けた。


何度も泣いたと綴ってあった。

 そりゃそうだろうなぁ。


そしてまた泣いた。

なんでこれほど泣けてくるのか、
もう自分でも訳が分からなかった。




ひとしきり泣いた後、大怪我をした選手にイチサポとしては何もできることはないんだと痛感する。

私が今やるべきことは何なんだろう…。

とりあえずはこの腱鞘炎を治さないことには、ノエスタで手拍子をすることもままならない。

まずは自分の足元から、バンドのメンバーにも迷惑をかけているし
生活習慣から何から徹底的に見直ししていかないと。

いつか最高のメンバーと最高の演奏をして、
菊池流帆というサッカー選手の存在のおかげで私は頑張れました、と、
声を大にして言えるようになりたい。

流帆を思って強く生きることが何かしらの力になれると願って思って

そんなふうにやっていけたらいいな、と。

朝起きて右手首が痛む度に、
もしかしてもう元には治らないんじゃないか、、と不安が過る。

でも私のこんな怪我なんて、ほんとたいしたことがない些細なこと。

 絶対に治す
 再発しない体にする

そして楽しく
ヴィッセル神戸を応援する
バンド活動も楽しむ
メンバーにも誠意をもって接する

私にできることはまだまだあるということを信じて

流帆の復帰戦にはゴール裏で
声を張り上げて
力いっぱいの拍手が送れますように…

流帆の怪我が一日でも早くよくなるよう

少しでも早く確実に復帰できるよう

毎日願い続けます


◆後日談
この記事を書いてから早9カ月が経ちました。
私の腱鞘炎は幸い夏ごろにはなんとか回復し、無理をしないよう気をつけながら目一杯バンド活動をしています…。
ゴール裏での元気いっぱいな応援は来年に持ち越しになりそうです。

◆アドベントカレンダーに寄せて
今回も参加させていただきました。
ぜひ書下ろしをしたかったんですが、これを超える文章を今は書けそうになかったので…。
リーグ優勝を経てもその願い続ける日々は続いています。
これもまた来年の楽しみに…。

2023.12.14

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