乳児絵本ボランティア養成講座の振り返り
実践編として、「行動をしてみる」の1歩として、私が住んでいる自治体で子ども読書活動推進事業の一環として行われている養成講座に参加をしてみました。
乳児向け読み聞かせボランティア養成講座
第1回:10月5日(木) 14:00~16:00
第2回:10月12日(木) 14:00~16:00
講師:川端 英子氏(のぞみ文庫)
竹丸 富子氏(たんぽぽ文庫)
佐々木博美氏(だいちゃん文庫)
第1回の振り返り
第1回は主として講義形式で行われました。
講師の方3名とも最初の自己紹介としてお話されていたことは、絵本との出会いは子どもとの紡いだ読み聞かせの時間からのスタートでした。
我が子に対して読み聞かせの時間を持ったことをきっかけに、それぞれ紆余曲折はあったものの自宅で家庭文庫を開いた経緯をお話くださいました。
新たな世界に飛び込むのは、やはり遅い早いはないのだということ、そして講師の方々はそこから50年強読み聞かせ活動をされている方もいらっしゃり、一つのことを極めていくことで、長く続けていけるのだということも大変励みになりました。
第1回のお話から、心に残ったことを記しておきます。
こちらのお話は講師の方々から、子どもへの愛情を土台とした絵本への想いを感じるとることができました。
絵本の長さにもよりますが、子どもへ絵本を1冊読むのにかかる時間は、数分長くても10分でしょうか。
でも、その時間で子どもが受ける影響は、計り知れないものであるということも分かりました。
「親から愛された記憶」「言葉の貯金」私も心にとめて読み聞かせを行っていきたいです。
最後にわらべうたのお話およびみんなで実技を行いました。
「わらべうた」という言葉も、そして子どもと何度か一緒にやってきた経験もありましたが、奥深さを考えたことはありませんでした。
実は…実際に子どもと一緒にやってみようと思うと、何だか気恥ずかしくて、控えめにしかできなかった私。
講義の中でわらべうたは、「絵本の入り口」「文学の入り口」と教えていただきました。
言葉も物語も、子どもを豊かにする要素としてとても大事。
ただ前提として子どもとの触れ合いやスキンシップが土台になるのだということですね。
とても有名なエリクソンの発達・成熟段階(人にはそれぞれの段階に応じた課題があり、それを果たしながら、精神的に成長していく)がありますが、
乳児期(0歳~2歳)は「基本的信頼/不信」とされています。
この基本的信頼についてエリクソンは下記のように言っています。
まさに、わらべうたこそ、エリクソンの言う「母子の一体感」であり、乳児期に最も必要な基本的信頼を獲得できる手段であると思いました。
子どもと、触れ合い、目を合わせてほほ笑み、心から「大好き」を伝えること、これは赤ちゃんの時こそ思う存分できる限られた時間。
親の方が恥ずかしいなんて言ってられないと反省です。
1歳児を育てている私にとっては、まだ我が子と一緒にわらべうたを取り入れられると、安堵したのも事実です。
第2回の振り返り
第2回は実技編で、乳児向けの絵本を1冊も持ち寄り、皆の前で読み聞かせを行うというものでした。
それまで、我が子にしか絵本を読んできたことが無かった私にとって、大変緊張しました。
選書にも随分悩みましたが、私が大好きな林明子さんの1冊にしました。
林さんの描く赤いほっぺも、まん丸のお目めも、ぽちゃぽちゃした姿も大好きで、3人の子ども達に何度も読みきかせをしてきたので、この1冊なら大丈夫とお守りのように持っていきました。
絵本の持ち方も、声の音量も、間の取り方も全て不安でしたが、やってみると…
私にもできた!という達成感でした。
講師の方にも「家で何度も読んでいるのが伝わってきた」とお話いただき、目の前にいる子どもに伝えたいという気持ちが何より大切なのだと心から思いました。(今回、実際には大人の前でしたが…)
技術的なことは、まだまだこれから学んでいかなければいけないですが、とりあえず、一歩踏み出せた自分に褒めてあげたいです。
相変らず自分に甘いのですが…。
今後も、このような講座や実践の場を踏んでいこうと決心できた機会ともなり、大変学びの多い時間でした。
絵本探求ゼミもそうですが、新たな1歩に対し、怖気づいてしまい、踏み出すことを躊躇してしまいますが、何とか踏み出した一歩先では新たな景色が広がっているのだと切に思いました。
マイペースに進んでいきたいです。
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