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吾妻ひでおの「恍惚都市」

「吾妻ひでお」が「月刊Peke」での連載「どーでもいんなーすぺーす」で描いた「鋼鉄都市」をパロった漫画「恍惚都市」を原作として勝手に映像化された作品です。原作漫画通りだと殺人あり食人ありと実写化はもちろんアニメ化でも、とても見れたものではないこの作品を人形劇にすることと間接的表現を使うことで嫌らしさと残忍さを回避しています。
物語は未来都市での殺人→食人の繰り返しですが、殺害は単純に転がってたりバラバラになってたりする人形、食人はバラバラの人形の中で料理のアップ等のイメージ映像などで誤魔化しています(ラストシーンのまだ生きている被害者を食べるシーンはナイフとフォークのアップ映像のみで表現している)。
犯人が逃亡に使うタイムマシンやエアカーはそれなりのミニチュアを製作していてフルスクラッチのブキミ警部のロボットとともにこの映画の見所となっています。
1980年代前半に作られた自主映画らしいので吾妻ひでおファンが何か展開(コミコンとかで上映)を考えて作られたのかもしれません。商業用作品でも人形劇でSM作品が作られてたりしていた時代ですし。関西方面から回ってきた海外版「サンダ対ガイラ」やMAD版「ゴジラ対ミンキーモモ」さらに「金剛魔王2」がダビング収録されたビデオに同時収録されていたのを1980年代末期に視聴しました。

ベテラン刑事がロボット刑事を上司に押しつけられる
ロボットは先端恐怖症
コロニー繁華街で連続女性殺人事件が起こる
犠牲者を生き返らせて犯人を聞いてみましょう 刺身にされる
エクトプラズムで犠牲者から犯人を聞き出しましょう 炙りにされる
今日の犠牲者は凄いよ まだ生きてる 活け作りにされる

結局、未解決に終わるコロニー連続殺人事件。吾妻ひでおの原作漫画を生成AIで劇画化して、そこからさらにコマンド入力しながら生成AIで実写化しました。ただ上と下から電流流して生き返らせるエロすぎるシーンや、生きたまま解剖するグロすぎるシーン等は排除しました。ロボット刑事ブキミは手持ちのブキミフィギュアを生成AIで変換したら特徴がほとんど残らないものになりましたがそのまま使っています。アズマ刑事は吾妻ひでお先生の写真と自画像を掛け合わせて生成AIで作りました。

宇宙ネズミはどこにでもいる へへへ 旦那 密告者に制裁を
アズマ刑事の調査は続く 生成AIで吾妻ひでお先生を目指しましたが挫折しました

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