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てくてく(大井町~大森~平和島~東京流通センター~蒲田散歩の記)

「てくてく」は昭和63年か平成元年頃の大井町、大森、平和島、東京流通センター、蒲田を歩いて回る記録映画です。大井町駅で東急大井町駅から出たカメラはJR大井町駅横の立ち食い蕎麦屋に入り、宇宙一美味いカルビ丼を平らげ、そのまま大森方面に歩き始めます。大森駅に着くとまた駅構内の松屋で牛カルビ定食を平らげ、駅を降りて駅前の本屋に立ち寄り商店街のアーケード経由で平和島方向へ向います。大きな道を何本も通過した後にあるパン屋。平和島競艇場を目指して歩いて行く、または競艇場で負けて戻ってくる親父たちはみな、ここの揚げたてカレーパンをパクついていた。
平和島を後にして平和島公園を抜けると東京流通センター。本館のとんかつの和幸等は無視して1階の売店で発売されたばかりの缶コーヒーBOSSを購入して外のベンチで飲みながら一服。その後、倉庫街のほうに行き、倉庫街1階の労働者向け食堂でドクターペッパー片手に深川飯定食を食べる。それがすむと流通センターを出て陸橋を渡り平和の森公園を越えて京急平和島駅。ここで京急を使って京急蒲田駅へ。
京急蒲田駅からJR蒲田駅へアーケードを歩きつつエル・ポヨ・ロコに寄ってチキンをほうばる。JR蒲田駅西口の駅前の洋食レストランの1階でカツカレーを食す。2階は本格的レストランで、2階でいつか食事しようと言って店を出る。池上線で蒲田を離れ大井町線に乗り換えて帰宅の途について本編は終了する。
読んでいたらわかると思うが異常なまでに食いまくりなので1日での撮影ではなく複数の日に分けての撮影だと思われる。東京流通センターから蒲田方面に陸橋を渡ったところで大森の海苔を購入したりと楽しんでいるのはわかる。昭和末期の発売されたばかりの片手で撮影できるビデオカメラを使ってひたすら主観映像で撮影しているだけだけど、昭和にビデオでの店内撮影をしている点で撮影者はコミュニケーション能力のあるタイプのおっさんだったのでしょう。

カメラはずーっと主観映像だけど
歩いているキャラクターはこんなイメージだろうと思う
ネガティブな単語いっぱい入れたらこんな親父を生成AIは作画した

「てくてく」にはパート2もあります。そっちは中央線水道橋駅で降りて、神保町からお茶の水経由秋葉原~上野のルートです。上野で折り返して神保町に戻り半蔵門線で去って行きます。高岡書店や書泉ブックマートが懐かしいですね。

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