見出し画像

パウルクレー『造形思考』の方法で絵を描こうとしたら詩が書けた ~樹木が年輪を刻むように~

絵を描こうと思って手を動かしたら、詩が出来ました。
何を言っているか分からないと思いますが、僕にも良くわかりません。恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

最近パウルクレーの『造形思考』をだらだら読んでいて、最初の数ページはこのおじちゃんはこんな呪文みたいな暗号みたいな言葉で何を言いたいんだろ? って感じだったのですが、99ページくらいまで読んだところで多分こんなことやろなーとキーワードがすすっと理解できまして、そしたら突然クレーおじさんが目の前に現れて、僕とがっちり握手して肩を叩き合って「ヘイ!ガイ!俺たちずっ友だよね!」って感じになりまして。
(注:クレーおじさんはアメリカ人じゃないぞ)

で、その自分が理解したクレーおじさんの造形思考的方法を自分の絵に使ってみようと思って、整理のためにツイッターに色々書いていたら「樹木が年輪を刻むように描く」というめちゃくちゃしっくりする言葉が出てきて、この言葉、詩になりそうだな・・・と思って造形思考的方法で書き始めたら、なんか良くわからない詩が出来たな、といったところです。

画像1

(書いたり直したりしてる。第一草稿は別のノートにある。朝のやつ)

詩の雑誌に投稿する気なんてないし、発表する気もなかったのですが、
まあせっかくなのでここで供養しておこうと思います。
何かしら響く人が世界のどこかにひとりはいるかもしれないですし。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「樹木が年輪を刻むように」

刻む 時間 樹木 時の輪
広がる線 空間の重さ
小川の流れ 落下する泥
木彫りの仮面 色の魔物 ネズミの王 笑う
ネコの曼荼羅 赤い秋の死

刻む 形 樹木 時の絵
目まいたわむれ 枝 枯れ草
白いカエル コウモリの群れ
削れた山 地層 岩 肌 冷たい風 焦り
生命が鳴く 春と冬 薄く

刻む 調べ 樹木 時の音
獣の道 裂けた土くれ
名のない花 石 言葉 乾く
鳥の震え 遠く ざわめく葉 やわらかい雨 温度
伸びる都市 夏のゆらぎ 吃る雷

刻む 宇宙 樹木 時の声
眠る 深く 回る 二重に
星のまどろみ 太陽と私
描き 歌う 私の声

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

作曲もやろうと思ってるので、いずれ曲をつけたいなぁ・・・なんて思ってます。

あ、絵も描きますよ! もちろん造形思考的方法で!
僕はクレーおじさんと"ずっ友"なので。

(ずっ友だけど二冊しか持ってない、ごめんねクレーおじさん。造形思考の下は買うよ。約束だぜ)

画像2


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
miuraZen

描いたり書いたり弾いたり作ったり歌ったり読んだり呑んだりまったりして生きています。
趣味でサラリーマンやってます。

よろしければサポートお願いします! あなたの心からのご支援は「湘南の散歩屋さん」活動資金として使わせていただきます。