桜は、すごいですね

平成３０年（ ２０１８年 ）年９月４日、

和歌山市で風速５７.４m / s 、大阪市で風速４７.４m / s  の、猛烈な勢力の台風２１号が関西地方を襲いました。

関西だけでなく、東海・北陸・北海道での１００ヶ所もの瞬間最大風速が、観測史上最大値を記録した、歴史的な台風になりました。

台風一過の朝、家の近所を散策してみると、

電線が折れていたり、

関西一円の森林は、

たくさんの木々が根元から倒れ、幹が折れていました。

樹木好きにとって、それはあまりにもつらい状況で、僕はしばらく息を呑んでばかりでした。

そして、台風から半年が経った２０１９年の春に、京都御苑の森を散策していると、

山桜が、根元から幹を大きく傾かせていました。

根元へ近づいてみると、

大きく傾いて、今にも倒れようとしている幹の根元から、何本もの茎を新たに芽吹かせていました。

そして、大きく傾いた幹の先端を見てみると、

たくさんの花を咲かせていました。

根元に大きな損傷を受けながら、全身全霊で咲かせた花の姿に、僕は見とれました。

花々にみとれていると、

シメが、その桜の花の蕾（ つぼみ ）を食べていました。

それから１年後の２０２０年に、同じ場所へ行ってみると、