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東京ドームが借景の大庭園




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東京都、小石川後楽園( こいしかわこうらくえん )です。

今から390年前の寛永六年( 1629年 )に、水戸藩の広大な屋敷内に造られた大庭園です。





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江戸時代には8万坪もあった敷地は、現在2万1400坪の広さになっていて、当時の敷地内には東京ドームが建っています。

はからずも、今は不思議な借景( しゃっけい・庭の敷地の外にある建物や山が、庭の風景の一部として意図的に取り込まれていること )になっています。



この庭園は、江戸時代に700ヶ所以上あったと云われている大名庭園( だいみょうていえん )の中で、最古の庭園でもあります。

大名庭園の代名詞的な愛で方でもある、池泉回遊式庭園( ちせんかいゆうしきていえん )という様式によって造られていて、園内を歩くにつれて風景がドラマチックに変わるように造られています。





東京ドームが正面に見える景色から、左を向いて進むと、





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笹に覆われた丘が見えます。

関東平野の江戸の只中に造られたこの庭園からは、借景となる山が見えないので、その代わりに、笹に覆われた丘が築かれました。



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山としてのアウトラインがくっきりと出るように、笹で丘を覆うように造られましたが、作庭されてから400年近くが経って、丘の背後には木々が鬱蒼と生えています。




その丘を右手に進むと、





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