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forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々… もっと読む
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな… もっと詳しく
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2022年4月の記事一覧

大地の再生 、 主語は誰なのか?

数年前から「 大地の再生 」という活動をしている矢野さんという方がおられるということを、人づてに聞いていました。 その矢野さんの活動が映画になったようなので、観に行ってきました。 映画は、杜人( もりびと )というタイトルでした。 大地の再生とは、 近年の人の開発によって遮( さえぎ )られている「 水と空気の循環 」を再び復活させるという試みだと僕は理解しました。 地下の土中にある水脈と空気が流れることによって、土の中に無数に住んでいる大小の生き物たちは、元気に生き

巨杉のうつりかわりと春のセミ

今から10年前、奈良市、春日大社( かすがたいしゃ )の境内に広がる森を歩きました。 すると、 とても大きな杉が生えていました。 衝撃的な出会いから、10年が経って、

太古の京都

京都市北区、上賀茂( かみがも)神社です。 京都で最古の神社といわれる神社で、京都盆地の北の端に位置しています。 その神社の東側には、 かつて上賀茂神社の神職だった人々が住んでいた屋敷が軒を連ねていて、 社家町( しゃけまち )とよばれています。 その町には、明神川という小川が流れています。 この明神川を賀茂川( かもがわ )から引き入れたのが、5世紀に京都へ入植し、 かつて一面の湿地が広がっていた京都盆地を開拓して、この地へ定住した賀茂( かも)一族です。 上賀

しあわせの村

神戸市北区にある、しあわせの村へ行きました。 205ヘクタール( 約62万坪 )という広大な敷地内には、高齢者や障がい者の自立を援助する福祉施設があって、 運動広場、芝生広場、キャンプ場などのレクリエーション施設、宿泊施設、温泉施設もあり、神戸市によって経営されています。 今回、そんな「 しあわせの村 」へ行った目的は、

いぶき山

茨城県の北部、日立市の海岸を歩きました。

油ではありません

愛知県、豊橋市の郊外にある田園へ行きました。 ため池があって、 その奥には、 森林の中に、細い道がつづいていました。 10分ほど森林を歩くと、 とつぜん視界がひらけて、

絶世の美女は、この地で余生を

京都府南部、井手町( いでちょう )に眺めの良い所があると聞いて、行ってみました。 万灯呂山( まんとろやま )展望台という、その高台からは、 北は京都市の愛宕山から、南は奈良の生駒山まで、一望に見渡せました。 そこから車で10分ほど南へ行くと、 田園が広がっていて、 あたりを散策していると、 すごいものがありました。

桜は、すごいですね

平成30年( 2018年 )年9月4日、 和歌山市で風速57.4m / s 、大阪市で風速47.4m / s の、猛烈な勢力の台風21号が関西地方を襲いました。 関西だけでなく、東海・北陸・北海道での100ヶ所もの瞬間最大風速が、観測史上最大値を記録した、歴史的な台風になりました。 台風一過の朝、家の近所を散策してみると、 電線が折れていたり、 関西一円の森林は、 たくさんの木々が根元から倒れ、幹が折れていました。 樹木好きにとって、それはあまりにもつらい

まつりのにわ

京都盆地の北端に位置して、賀茂川( かもがわ )の上流のすぐ東側に、 京都で最古の神社のひとつと云われる、上賀茂( かみがも )神社があります。 境内へ入ると、 広大な芝生が広がっていました。 芝生を進むと、

賀茂川の堤防

京都市、賀茂川( かもがわ )の河川敷です。 昭和11年から昭和22年の間の、じつに11年間、大規模な河川改修工事によって、このような関が造られて、 数年に一度、土砂が浚渫( しゅんせつ・河川の水深を深くするため、水底をさらって土砂などを取り除くこと )されていますが、 このように、すぐに土砂が溜まって、草の生える中島ができます。 そんな川原には、