【裁判】抗議の文書を送りました【三浦ゆえ・山田ノジル】
橋迫氏による、裁判後の投稿に対して
三浦ゆえ、山田ノジルが橋迫瑞穂氏に勝訴した裁判において、5月30日に言い渡された一審判決の直後から、橋迫氏は三浦山田に対し新たな名誉毀損・侮辱行為になりかねない内容の発信を繰り返してきました。
これに対し三浦、山田は代理人・神原元弁護士をとおして抗議の文書を内容証明として、橋迫氏の代理人に送付しました。ここに公開いたします。
◯抗議文
※以下の内容を内容証明で、橋迫氏の代理人に送付しました。
ご 通 知
前略
貴職の依頼人である橋迫瑞穂氏について、三浦ゆえ・山田ノジル両名の代理人としてご連絡します。
橋迫氏は、本件訴訟の一審判決後、本件に関して第三者が描いた法廷画(削除済み)が公開されたことを契機に三浦ゆえ氏に言及し始め、とりわけ6月2日には、「このイラストを原告の三浦ゆえ氏に拡散された件ですが、頭を冷やして周囲と相談した上で、法的手段も踏まえ対応しようと思います。」「民事裁判で決められた制裁以外のリンチをこうした形で行うことは、許されないと思います。」等と投稿しておられます。また、6月10日には、橋迫氏による誹防中傷に抗議する内容のメールに関し、「全く身に覚えのない内容」等と事実を捻じ曲げたうえで、「専門領域で間違いを指摘しても無視してきたにもかかわらず、いきなり苦情を関係のない編集に持ち込んだり、いきなり裁判にするというやり方は物書きの態度としてあり得ない」等と意図的に本件訴訟の本質を誤解させる悪質投稿をくり返しています。
これらの橋迫氏の投稿は、三浦氏らに訴外で精神的苦痛を与えるものであり、新たな名誉毀損・侮辱行為になりかねないものであると同時に、紛争をより激化させ、慰謝料の増額事由にもなりかねないものです。
三浦氏らは、橋迫氏に対し、本状にて、添付の投稿を削除するよう求めるとともに、今後は類似の投稿をしないよう、要望する次第です。
なお、橋迫氏は三浦ゆえ・山田ノジルの代理人である当職に対してX上でリプライを送り、また当職の事務所に架電する等の行為にも及んでおりますが、職務基本規程52条に照らし、当職において橋迫氏に応答することはできないのでありますから、以後、このようなことがないよう、併せて、ご本人ご指導いただければ幸いです。
草々
2024年7月28日
通知人 三浦ゆえ・山田ノジル
◯削除要請した橋迫氏投稿3点 ※画像
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午後5:08 · 2024年6月1日 https://x.com/_keroko/status/1796815954858639549
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午後1:08 · 2024年6月2日 https://x.com/_keroko/status/1797117978041004129
3
午後0:51 · 2024年6月10日https://x.com/_keroko/status/1800012855863136398
◯削除要請した橋迫氏投稿3点 ※テキスト
1
午後5:08 · 2024年6月1日 https://x.com/_keroko/status/1796815954858639549
いま知ったんですが、三浦ゆえさんもこの絵RTされていたみたいですね。立場は違うけどフェミニストとしての矜持はお持ちだと思っていただけに残念です。
2
午後1:08 · 2024年6月2日 https://x.com/_keroko/status/1797117978041004129
このイラストを原告の三浦ゆえ氏に拡散された件ですが、頭を冷やして周囲と相談した上で、法的手段も踏まえ対応しようと思います。敗訴したからといってなんでも甘んじて受ける義務はないわけで、まして裁判はまだ終わっていません。またルッキズムを凶器に使うことは許されません。
民事裁判で決められた制裁以外のリンチをこうした形で行うことは、許されないと思います。また、裁判が終わったら私が反省すべき点と向き合う環境を整えるためにもきちんと起きたことに向き合いたいと思った結果です。どうぞよろしくお願いします。
3
午後0:51 · 2024年6月10日https://x.com/_keroko/status/1800012855863136398
三浦ゆえ・山田ノジル氏との裁判についてです。なお、今後Xで裁判について触れることは必要最低限以外しません。ーーー裁判ですが、今後の最大の焦点は私が担当編集から送られてきたメールをTwitterに公開したことが、三浦氏・山田ノジル氏のプライバシー侵害に当たるかということが焦点になります。私から見た経緯は以下です。
①担当編集から、三浦・山田氏の「要望」が届いたとメールが来る。内容は「営業妨害をするな」など
②全く見に覚えのない内容の旨を担当編集に返信するも、仲介を断られてしまう。担当編集からのメール内容はそちらで処分してくれとのこと。
③私は山田氏に対してwezzyでの連載「スピリチュアル百鬼夜行」の間違いについて主に指摘してきたので、当時のwezzy編集に連絡(そのとき初めて三浦ゆえ氏が「外部編集」と知る)
④担当編集の介入も拒絶される。
⑤三浦・山田氏に直接DMするも、無視か対応を断られる。
⑥仕方がないので、Twitterで担当編集からのメール内容を切り取り公開で返答。所属先に持ち込まれるかもという焦りがあった。
⑦先方からいきなり告訴宣言・所属先に訴状が届く。
争点は担当編集からのメールがプライバシーに抵触するか否かという、法的な問題になります。担当編集からのメールには引用表記がなく、かつ担当が三浦氏にあったという話をしていたので、「苦情」とはそのときに聞いたもののメモだと私はとらえています。したがって処分の権限は担当編集にあり、私にその権限が委譲されたと考えています。
ただ私個人としては、私の専門領域であるスピリチュアリティとジェンダーについて間違いを指摘してもことごとく無視したにもかかわらず、裁判で私をスピリチュアルを擁護していると繰り返してくる先方の主張そのものを納得していません。なにより、専門領域で間違いを指摘しても無視してきたにもかかわらず、いきなり苦情を関係のない編集に持ち込んだり、いきなり裁判にするというやり方は物書きの態度としてあり得ないと考えています。
山田ノジル氏の記事の間違いは以下にまとめてあります。https://note.com/famous_bear75/
確かにスピリチュアルコンテンツは「ネタ」にしやすいですが、そこに入る前に考える必要のあることはたくさんあります。なぜならスピリチュアリティに対する批判は、歴史的にミソジニーの発露に使われてきて「女性は馬鹿だ」という女性蔑視論になりやすいという性格があるからです。そうした隘路に落ちないためには、しっかり調べて学び、正確なことを書くしかありません。また、私は専門家としてそうした間違いを看過することができませんでした。ただ今回のことがあり、間違った内容でも無視を貫けばクレバーだったのかなと途方にくれているのが正直な感想です。
「ネタ」化した界隈にとって、専門家である私を煙たい理由はよくわかりますが、それとこれとは別ではないでしょうか。少なくとも、間違いを指摘された時点で議論する余地は残されていたと思います。ただ、指摘してもこれまで一度も両者から返答はありません。
いずれにせよ、控訴審ではプライバシーの法解釈が争点になるので、担当弁護士に任せてしまう以外選択肢がありません。出てきた結果は真摯に受け止めますので、今しばらくお待ちください。
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