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短歌

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2023年7月の記事一覧

七月の自選短歌🍉

制服で行ける場所には限界があって リュックを前に抱える

文化祭の準備に誰も来なくって後ろの黒板綺麗にしてた

野球部がテレビに出てる同級生って言葉はなんて脆いんだろう

あの人が好きなバンドを好きな君を好きな僕。あ、ここで終わりか。

アラームが鳴り続けてる朝がある遠い遠い遠い教室

六月の自選短歌☂️

カーテンを閉めたままLINEを返す パキラの花言葉は「快活」

外国の言葉で何か書かれてる悪口だったとしてもきれいだ

夏の始まりは例えばあなたから届く手紙の一行目とか

もう一度オムレツを焼く大切なことが段々わからなくなる

アレクサに出来ないことはなくなって例えばあたしにおやすみのキス