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2022

ここ1週間くらい久しぶりにNoteを書こうかな、2022年の振り返りをするといいなと思っていた。思っているだけで迎えた大晦日。(こちらは大晦日の午後1時になろうとしているところ)このままだと年が明けてしまう・・・「有言実行」の大切さを先日も実感したところだったので、同じことを思わないようにこうしてPCの前にいる。

2022年は私にとっても家族にとっても大きな変化のあった年だった。約5年半暮らした居心地のよい日本を出て、アイルランドで再移住したのが3月。あれからすでに9ヶ月、日本で暮らしていたことがもっと前のような気がする。1ヶ月ごとに振り返ってみる。

1月:出国の予定だったけれど92歳の祖母との時間を過ごすために2月に延期。とにかく家族と過ごす。子どもたちが日本のお友達と過ごす時間を優先。私と夫は年末で仕事を辞めていたので出国準備をしながらも比較的のんびりとした時間を過ごす。月末ごろから就職活動を始める。

2月:家族全員コロナ感染。息子が先に、息子の隔離が終わる頃に娘と私と夫も感染。その合間に海外引っ越しの船便手続きを終える。2月中旬だったフライトを3月に変更。2月はほぼ丸っと1ヶ月、家族でひたすら隔離をしていた感じ。就職活動が順調に進み再移住先での就職先が決まる。

3月:出国。これまで何十回と出国・入国を経験してきた、旅行でもそうではなくても空港には必ず送迎に来てくれていた両親が、今回は送迎をしないと言った。孫と離れるのが寂しい泣いてしまうのは嫌だというのが理由。父がそう言ったわけではないけど、わかる。父が空港に来ないなら母も来ない。母は空港まで送りたいと言っていたけど一人だけでは来ない。両親から孫を離させてしまう罪悪感と、新しい出発にワクワク。不安よりも未知のことへの楽しみが勝る。
再移住早々、娘6歳の誕生日。
3月下旬、子どもたちの新しい学校生活スタート。家も決まって引っ越し。

4月:イースターホリデーを使って英国にいる義母宅へ。私の仕事スタート、新しい職場とはいえ、以前も働いていた業界なので久しぶりに使う知識にワクワクする。

5月:息子12歳になる。Very individual and confident. 自由に自分らしく生きている彼が誇らしい。He is so comforbable with his own skin. (ありのままの自分、自分でいることが居心地がよいという意味合い)

6月:フランスに小旅行。子どもたちの初フランス!とくに何かをしたわけではないけれど、美味しい物を食べて街をふらふらした時間、とてもよかった。

7月:子どもたち夏休みスタート。最初の2週間はサマーキャンプへ。お天気のよい日が多かったので近所のビーチへ行くことが多かった。日が長いので仕事が終わってからでも散歩に行けるっていうのがしあわせ。
学校というルーティーンがないせいなのか、それとも単にいろいろなことの積み重ねなのか娘が大荒れ。家族全員が彼女の機嫌を伺いながら日々を過ごすような時間が続いた。海外引っ越しも、新しい国、学校、言語での生活もそれなりにこなしているように見えるけれど、まだまだ6歳。幼ない彼女の心には大きな負担だったんだろうなと思う。夫と話し合い、とにかく彼女と普段以上にしっかりと向き合うことを約束。

8月:義母の家へ遊びに行く、私は10日間。子どもたちと夫は滞在を延長して3週間滞在。子どもたち初ロンドン。もっともっと色々な場所へ連れて行ってあげたいなと思う。
ロンドンでは家族4人、それぞれが一番したいことをしようと話した。観光らしいことは一つもなし。娘と息子はぞれぞれ行きたい場所へ、わたしは大好きな美術館へ行った。夫は「君たち3人がそれぞれしたいことを叶えるのが、ぼくの一番したいこと」と言って特に何もしなかったのが印象的。何度も「何か希望ないの?」と聞いたけど、「君たちがハッピーなのが一番の希望」と言って自分の希望は言わなかった。彼はそういう人なのだと分かっていても、彼の器の大きさには慣れない。感謝しかない。

9月:子どもたち新学年。毎日、学校が楽しくて元気に通ってくれることが何より。息子にとっては小学校最後の1年。来年からの中学を決めなければいけない、日本のように自動的に近所の公立にというわけでは無い。いくつか学校見学に行き、行きたい学校を2つに絞った。そのうちの1つは私立で倍率が高いのでダメ元で願書を出した上、自ら試験も受けに行った。決して勉強が好きとか得意な子ではないけれど、自分の意思で試験を受けに行ったその事実に彼の成長を感じてとても頼もしかった。娘がぐっと落ち着いた。彼女の心が安定したのを実感。

10月:両親が揃って遊びにきてくれた。1ヶ月の滞在。子どもたちと両親が過ごす日常がとてもしあわせだった。2回の乗り継ぎを不安だといいながらもチャレンジして来てくれた両親には感謝しかない。本当にありがたい。両親が子どもたちのことを愛しいと思っているのは周知の事実だったけど、子どもたちがわたしの両親にかける言葉の端々に、深い愛情が見えてとても嬉しかった。受け取っている愛情を実感し、愛情で返す、とても大切なことを身につけているのが分かってすごく嬉しかった。

11月:両親も一緒に家族6人でマヨルカ島へホリデー。ただただひたすら食べてのんびりするホリデー、観光はしない。ビーチ沿いの町を散策するくらい、とにかく毎日泳いで食べて飲む。こういうホリデーが好き、両親も最初は戸惑いながらも楽しんでくれたようでよかった。
私、46歳になる。両親と子どもたち、夫がみんなでお祝いしてくれた。まるで自分の誕生日のように楽しそうに過ごす子どもたちが愛しい。
夫50歳の誕生日。義母と義妹が英国より来てくれた。物欲がほぼゼロの夫、50歳という節目に一生ものの腕時計が欲しいというので腕時計をプレゼント。(私たちが付き合い始めた頃にプレゼントした腕時計をこの15年以上使い続けていたのだけど、実は1年くらい前に壊れてしまい、修理不可能と言われていた。その後は、わたしのお古のG-Shockを使用していた)毎日、時計をつけるのが嬉しそうで見ているわたしも笑顔になる。夫の誕生日はとても素敵な1日だった。こんなに温厚で素敵な人がわたしの夫だなんて、わたしは本当に運がよいなって何十回と思った1日だった。

12月:久しぶりのアイルランドでのクリスマスに浮かれる。クリスマスツリーは本物のもみの木を買った。家族でのんびり過ごしたクリスマス。先日、息子が「今までのクリスマスの中で一番たのしかった」と言うので驚いた。彼は年齢もあり、たくさんプレゼントをもらったわけじゃないけれど、家族揃ってクリスマスディナーの用意をしたり、プレゼント交換をしたりという時間がとても楽しかったそう。クリスマスの本来の意味を理解してくれているようで嬉しい。

・・・・・という1年だった。

でもあえて上に書き出さなかった一つのことがわたしの2022年の一番大きな出来事。

3月に幼馴染が逝ったこと。正直、2022年を振り返ろうと思ったときに一番に思ったのが彼女のこと。それ以外のことはちょっと考えないと思い出せないくらい彼女の死はとてもとても大きな出来事。
毎月、彼女に命日には、彼女の妹にメッセージを送っている。命日じゃなくても日々、空を見上げたり、月を見たり、鳥を見かけたりするたびに彼女のことを思う。彼女の残した子どもたちのことを思う。ことあるごとに彼女を思うと涙が出る。それに気づくと娘が一緒に涙してくれる、息子と夫が抱きしめてくれる。

彼女の死は、わたしにとても大きなものを残した。とても大きなことに気づかせてくれた。

総括すると、2022年は「大きな別れ」のあった1年。だからこそ、「家族や友人の存在のありがたさ」をしみじみと感じた1年でもあった。

母がよく言う「友だちは財産」

あぁ、これって本当だなってつくづく思う。離れていてなかなか会えない友だちが多いけれど、彼らがしあわせでいることがわたしのしあわせだと心底思える友だちがいる。これって本当に最高の人生の財産だと思う。この財産を大切にすることがわたしの2023年の抱負!!(来年の抱負を考えるつもりも書くつもりも全くなかったけど、書いていたらここに行き着いた。)

なんだか書き殴っただけの振り返りだけど、せっかく書いたので投稿しておく。(この1年書こうと思って書き出した下書きが大量にある・・・)

To my dearest S, I miss you so much and thinking of you a lot. Hope you are painless and happy there. 

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