見出し画像

即興で答える8の質問【三浦亮太 弁護士編】「私が三浦法律事務所を立ち上げた理由」

2019年1月創業の三浦法律事務所は設立1年未満で弁護士40名以上を擁する急成長中の法律事務所です。おかげさまであらゆる方面から注目いただき、「ミウラってどんな事務所なの?」というお声を頂戴します。

そこで私たちがどのようなチームなのかが少しでも伝わるよう、メンバーの個別インタビューを敢行します。「あらかじめ準備された回答では熱量は伝わらない!」ということで、弁護士の空き時間を狙って突撃インタビュー。即興で質問に答えてもらうことで、事務所の雰囲気やメンバーの人となりを探ります。

記念すべき一人目は発起人の三浦亮太弁護士。事務所立ち上げの経緯から、三浦法律事務所に移籍してからの個人的な変化についてまで、いろいろと語ってもらいました。

・・・

画像1

デスクで作業中の三浦弁護士を直撃

Q1:三浦弁護士は大手法律事務所のパートナーでしたが、なぜ大手事務所を辞めて三浦法律事務所を作ろうと思ったんですか?

――私は今年で弁護士登録20年目を迎えます。次の20年を考えたときに、このまま大手事務所に残るという選択肢もありましたが、新しいことに挑戦してみたいという思いもありました。クライアントのニーズへの感度が高い若手や中堅の弁護士を主体として、フルカバレッジでクライアントを支援する“場”が作れるのであれば、次の20年をそこに費やすのもアリだなと考えたんです。

Q2:正直な話、大手法律事務所に残っていた方が安定は得られるのでは?

――確かに大手法律事務所はたくさんのスタッフや充実した設備などに支えられ、快適な環境で仕事はできますし、大手には大手の良さがありました。でも、ここ十数年、一定の規模の新しい企業法務の法律事務所は誕生しておらず、弁護士がキャリアパスを考えるときに、非常に限られた選択肢しかないのが現状でした。そこで、若手や中堅が主体となる法律事務所ができたら彼らの選択肢を増やせるのではないだろうかと考えたんです。

私が新米弁護士だった時代は、所属弁護士が50~60人でした。それでもその時代としては最大手事務所だったんですよ。そこから5年、10年、15年、そして20年経つにつれて、所属弁護士は400人以上になりました。この、「事務所が大きくなる過程」に伴う楽しさや難しさを中堅・若手弁護士と再び味わえるのであれば、チャレンジするだけの魅力があると思ったんです。もちろん、無謀な賭けや思い切りだけで立ち上げたわけではありません。必ず成功するという確信があったからこそ踏み切れました。

Q3:目指すは大手法律事務所と同規模?

――まず、「人数を増やす」というのは目標ではありませんし、目的であってはいけません。その一方でクライアントにフルカバレッジでトップクオリティのサービスを提供するためには、ある程度の人数が必要だというのも事実です。立ち上げ準備時は、「フルカバレッジ&トップクオリティ」という事務所のコンセプトを優先して専門分野を持っている弁護士から声をかけていきました。なので、現在は各分野につき弁護士1~2名という構成になっています。ですが、今後の成長を考えると各分野に複数の弁護士がいるべきなので、そうするとおのずと人数も増えていくのではないでしょうか。

画像2

Q4:「多様性」が重んじられる世の中になり、“ダイバーシティー”という言葉をよく耳にするようになりました。法律事務所が理念として掲げているケースは珍しいように思いますが、これはなぜ?

――私たちが目指すのは「新時代のプロフェッショナルファーム」です。これはお客さまにとっての「新時代」でもありますが、働き手にとっての「新時代」でもあると思っています。

私はよくお客様から「楽しそうに働いていますね」と言われるのですが、弁護士20年目を迎えてそれはすごく大事なことだと改めて感じています。苦しんでいたり、目が死んでいたりする弁護士が出すプロダクトよりは、楽しんで仕事をしている弁護士が出すプロダクトのほうが、お客さまにとって説得力があるものになると思うんです。

なので、働き方は非常に重要で、ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括性)についてはかなり意識しています。例えば、所属弁護士の約3割は女性ですし、Day1から外国人弁護士も在籍するなど、ジェンダーや国籍の面で多様な人材が所属しています。また、中堅・若手を中心とした事務所なので男女共に子育てと弁護士業を両立している弁護士が多く、お互いをサポートしあうことで既存事務所ではなかなかできないような働き方も実現できています。こうした多様性を認め合う(=インクルージョン)ことが重要だと考えています。

また、同じような経験を持つ者だけが集まっても新しい発想は生まれないと思っています。法制度で対応できないような新規分野にも対応していかなければいけない私たち弁護士は柔軟に考える力も必要で、それに伴い多様性を認め合うということは重要なことだと思います。

Q5:設立からもうすぐ1年ですが、どうですか?

――メンバーが楽しく働いているようなので、立ち上げてよかったなと思っています。

Q6:今後、どんな事務所を目指したい?

――私たちが活き活きと仕事をしている姿を見せられれば、外にいる50期代・60期代・70期代の弁護士からも興味を持ってもらえると信じていますし、そういう事務所にお客さまもご依頼をくださるのではないかと思っています。だからこそスタッフ含め、三浦法律事務所のメンバー全員が心から「楽しく」働くことを大切にしていきたいです。効率性だけを重視するのであれば、私が全部決めてしまえば早いですが、それで三浦法律事務所の一員でいる意味がありません。パートナーもアソシエイトも関係なく、みんなで議論することを楽しいと思える事務所にしたいですね。

Q7:三浦法律事務所に移籍して三浦弁護士自身に変化はある?

――数えるほどですが、自宅から自転車で通勤してみたりしました(笑)。

画像3

「自転車で通勤したはいいものの、自転車で帰宅する体力がなく置いたままになっているんです(笑)」と三浦弁護士

Q8:最後に、次に質問に答えるメンバーを指名してください。

――では、11月に渋谷オフィスができるので、その中心メンバーとして動いている尾西祥平弁護士で!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?