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アラサー会社員が給料を上げるには『ちがい』を提供すること

給料が低いから良い会社に転職したい。給料を補填するために複業をしたい。こんな相談を立て続けに受けました。
給料を上げるには ①給料の構成とと昇給に影響する要素を理解 ②周りとちがう価値を会社に提供する。この2つになります。
今日はこんな内容を記事にします。

この記事を読んでほしい人
今の会社の給料に満足していない人
今より給料を上げたいと思っている人
転職や複業をしようか悩んでいる人

記事を読んだ後に期待する行動
『おなじ』と『ちがい』を理解する
周りとの『ちがい』を活かして会社に価値提供する


会社員はちがいを提供することで給料が上がる

noteで数回紹介していますが、私は沖縄移住後から1年間で10万円の昇給を得ることができました。これは、周りの職員とのちがいを把握し、組織の目的や理念達成を阻害する問題点から課題抽出、解決する方法を提案・実行することです。
具体的には、医療法人でリハビリテーションに携わる職員として就職しました。当初は、リハビリ業務のみ関わっていたのですが、組織の人材育成や経営改善、広報力不足が判明したことがきっかけで記事作成や動画作成を中心に価値提供をしてきました。こうすることで仕事を積み上げ、経営者層からの信頼を得ることができました。
複業相談を受けていて感じるのですが、毎月10万円の昇給であれば、不可能でないなと感じます。実際に相談者の中には、職場内外の仕事が増えて、10万円以上の収入UPを得ることができた人もいます。

具体的な方法を紹介する前に給料の構成と昇給に影響を与える要素を理解しましょう。

給料の構成と昇給に影響を与える要素

給与とは
雇用契約に基づいて雇用主から従業員へ定期的に支払われる労働の対価報酬
 Wikipediaより引用

そして昇給に影響を与える要素としては
・組織の収益構造と費用
・経営者の方針
・需給バランス
・仕事のパフォーマンスがあります。

あなたが、おおよそこの4つの項目に対して何らかの影響を与えることにより、給料は変動します。
といっても、個人で直接コントロールできる項目は、需給バランスと仕事のパフォーマンスです。
仕事のパフォーマンスが上がれば、給料も上がりそうですよね。
では需給バランスは?

需要:もとめること。いりよう。
供給:物を与えること。提供すること。

会社は今の組織に必要な人材を募集しますよね。そこに求職者が応募し、採用が決まるわけです。
基本的に会社自体は需要と供給のバランスは常に一定の状態を維持しようとしています。(もちろん、人手不足の業界もありますが)
このバランスを意図的に崩すことで昇給を得ることもできます。どういうことかというと、企業が人材を募集した時点での需給を超えることができると給料があげることができるんです。
私の場合は、リハビリテーション業務を担う人材として雇用されたものの、+αの価値として記事や動画を作成スキルを提供することで昇給を得ることができました。
パフォーマンスを上げるということは、採用時に求められていたリハビリテーション業務を極めることです。これはみんなと『おなじ』を極めているんですが、これはなかなかしんどい。
年功序列の文化が根強い日本では、評価されにくいし、このスキルは年数を重ねている人の方が高いのも事実です。先輩を追い抜くことも難しいんですよね。
一方で需給バランスを崩すことは比較的誰にでもできます。当初求められていた仕事に加えて+αの何かを提供すること。これはみんなとの『ちがい』を見つけて、組織に価値提供し、貢献する。これは、年齢や求められているスキルに関係ないため、年功序列の壁に阻まれることもありません。

私が所属する医療介護福祉業界に限らず、年功序列はあちこちで蔓延っています。年功序列の壁を壊して昇給をヒントは『ちがい』です。
ここをもう少し解説しますね。

『おなじ』は代替可能。『ちがい』は代替不可能。

若宮和男さんが上梓した本の中で紹介されている『おなじ』と『ちがい』の説明が分かりやすいんですね。本の内容を一部引用すると

Q1.いまあなたが使っているスマートフォンはなんですか?
  またそのメーカーは名は?
Q2.いまあなたの部屋で使っている箱ティッシュはなんですか?
  またそのメーカー名は?

この2つの質問に答えることはできましたか。
私の場合、使っているスマートフォンはiPhone SE2ですが、箱ティッシュの名前を答えることができませんでした。
若宮さんはこれを、代替不可能性という言葉で説明しています。iPhoneは他のスマホに変えることができない機能やブランド力、魅力があります。一方で箱ティッシュはどれもこれも変わりませんよね。強いていうと鼻セレブはちょっと高級感あるくらい。

前提を変えると
今までは『おなじ』が価値でした。昭和後期から平成はおなじものをひたすら作り出していました。ガラケー世代の人は分かると思うんですが、当時のガラケーの違いってほとんどなかったですよね。ガラケーっていう物が普及していなかったからひたすら色んな会社が作りまくった結果全てがおなじになりました。
一方で2021年現在『ちがい』は価値ですよね。iPhoneはもちろん、Netflix限定のコンテンツ、オンラインサロンも加入者限定のコンテンツですし、一時期はclubhouseも流行りました。

会社に雇われて、目の前の仕事をただこなす。
これって周りとおなじことをしているだけですよね。もちろん給料は上がりません。ちょっと口が悪いですが、代わりはたくさんいるんです。

給料を上げるには、周りとの『ちがい』を把握し、組織に価値を提供しましょう。

『ちがい』で価値を生み出す

冒頭にも紹介したように『ちがい』は価値になります。
私の場合はリハビリテーションのスキルに加えて、記事や動画作成をすることで価値を提供しました。
ここで重要なことは、組織の課題を見つけること。
自分ができることを単純に提供しても価値になりません。
組織の問題点と課題を明確にして、そこにちがいを突き刺しましょう。

とはいえ、いきなり問題の把握と分析をすることは難しい。
今すぐにできることは
組織理念の確認
月間、週間目標の確認をしましょう。
またまた口が悪いですが、普通の会社員は組織理念や社内の定性目標や数値目標を意識している人はいません。
次にすることはTo be As isを用いて現状把握すること。
To beはあるべき姿、As isは現在の状態。
理念と目標を確認し、現状との差分を明確にする。
この差分が組織の課題になりますし、これを埋める提案と行動が課題解決の一手になります。

何となくイメージがついてきましたかね。
そして本題。
『ちがい』はつくるものではありません。
『ちがい』は自分の中にあります。自己理解が必須です。

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