見出し画像

父と娘の休日

盆休みの最終日である8月16日、ワイフは普通に仕事だったので娘と二人で過ごすことになった。望むところだ!

せっかくのうめとのプレシャスタイム。楽しい一日にするため以下のように綿密なプランニングを行った。

・小田海岸に貝の化石を見に行こう〜!

以上だ。

小田海岸は出雲市多伎町にある日本海に面した海岸。およそ1300万年前の地層から出る岩石にたくさんの貝の化石が含まれ、容易に見つけることができるのでとてもたのしい(三浦調べ)。島根の隠れおすすめスポットだ。

少し前に台風が過ぎ去ったばかりなのできっと新たにたくさんの岩石が掘り起こされているだろうと思い、お父ちゃまはうめに古生物に思いを馳せるロマンを感じてもらおうと張り切って企画したのだ。

1分で思いついた一点突破の浅はかなプランは果たしてどう受け止められたのだろうか。

画像1

うめ「・・・・・」

確かに化石はあった。しかしまだそもそも貝自体そんなに見たことがなく、化石の概念も分かっていないうめ氏。加えて台風後でお世辞にも美しいとは言えない海岸と海の色に全くテンションは上がっておらず、この表情。

ふむ、朝一発目のお楽しみ企画は失敗だった。それは認めよう。

でも大丈夫。お父ちゃま分かったから。お魚を見に行こう。うめちゃん、おさかな好き。お父ちゃま知ってる。

途中お蕎麦屋さんで腹ごしらえをしてから向かったのはこれまた超おすすめスポットである施設「ゴビウス」だ。ゴビウスは宍道湖周辺の淡水・汽水生物を中心とした水族館。充実した展示内容がちょうど良いコンパクトさでまとまっていてとてもたのしい。

入り口の券売機前であわやうんち大爆発かという事態も起こりかけたが、無事回避しトイレに収容。

スッキリして上機嫌のうめちゃま、大好きなお魚さんたちを前に今度はちゃんと笑顔を見せたのでありました。さすがお父ちゃま!

ここからおやつタイムを挟んで畳みかけるお父ちゃま、うめちゃまの大好物、温泉へとコマを進めるのだ。そう、何を隠そううめちゃまは2歳にして無類の温泉好き。たのしい一日の最後は温泉で締め括ろうという粋な計らいである。

だが途中でちょっと力尽きるお父ちゃま。道中のファミマの駐車場で仮眠をとって仕切り直す。がんばれお父ちゃま!!

無事仮眠を終え再スタートした三浦父娘、ついに今回のファイナルデスティネーション「多伎いちぢく温泉」にたどり着く。ここもちょうどよく立ち寄りやすい場所にあり、ちょうどいい湯温で露天風呂も楽しめる、いい感じの温泉だ。

ここでうめちゃまのテンションは最高潮に。車から降りるや否や「お・ん・せ・ん、ダアー!!!!!」と右拳を突き上げて大声で連呼。今日イチの盛り上がりにお父ちゃまもびっくりだ。急いで撮影しようと思ったが画角に収まらなかった。

↓拳を突き上げて絶叫するうめ

画像2

かくして楽しく温泉を楽しみ満足したのか、帰りの道中ですやすや眠ってしまったうめ氏。家に着いて布団に転がしても起きず、埴輪のように眠っていた。

画像3

お父ちゃまの完璧なプランニングにより楽しい一日はあっという間に過ぎ、父と娘の仲も一段と深まったのだった(父希望)。めでたしめでたし。