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偏頭痛はつらいよ

お金はないが偏頭痛だけは常にある偏頭痛持ちの三浦。

ちょうど昨日から発作が出て症状がつらいということもあり、なんとなく偏頭痛ヒストリーを記録しておこうと今、思い立った。

はじめての偏頭痛

思い返せば初めて偏頭痛なるものを知ったのは高校生の頃だ。

教室にいる時に原因不明の頭痛に襲われ保健室で寝ていると、どんどん痛くなって吐き気を催し、嘔吐して気を失いかけながら救急車で近くの赤十字病院に運ばれて点滴を受けたのだった。

病院でこれは偏頭痛の症状だと言われ、初めてその名前を知った。しかしこれは単発で、その後発作が続くようなことはなかった。

働きはじめてからのお付き合い

大学時代はほぼ偏頭痛になることはなく、改めて偏頭痛とのお付き合いがはじまったのは働きはじめてからのことだった。

最初の発作のことはよく覚えている。同僚のスズキくんと共に尾道の新里カオリさんを訪ねた時のことだった。あれはもう8年ほど前になるだろうか。

向島の洋ランセンターで美味しいカレーを食べていると、段々視界が狭くなってきて最終的にはホワイトアウトするようにほとんど物を見ることができなくなってしまった。

起きているのもつらく、頭も痛くなり何がなんだかわからず(この時は偏頭痛の症状だとは思い当らなかった)救急車を呼んでもらい近くの赤十字病院で点滴を受けたのだった。高校時代に引き続きなぜか赤十字病院に縁があるらしい(ちなみに以前牡蠣に当たって松江の赤十字病院でお世話になったこともある)。

この時点では脳出血か何かかも知れないと思っていたので、救急車で運ばれる途中、薄らいでいく意識の中で「このまま死ぬのかなあ」などとぼんやり考えていた。

結局これも偏頭痛の発作だろうと結論が出たのだが、山陰から山陽に出て突然大量の日光を浴びたのが原因ではないかと思われた。

レギュラー化への道

それからは一年に一度くらい同様の発作が起きるようになり、最近の数年では年間3〜4回ほどにまで頻度が増えてきた。もはや年間のスケジュールに書き加えられそうなぐらい定期的に近いレベルで起きている。テレビ番組などであればいいが、こんなもののレギュラー化は喜べない。

症状も段々と自分のルーティンが分かってきたのでここに記しておこう。

1. 目がチカチカしたりギザギザした光が見える(閃輝暗点)
 視界が狭まり、一部見えないスポットが出てくる。明るい光などを見るのがつらくなる。

2. こめかみや目の奥が痛みはじめる
 1. からおよそ20〜30分後、いよいよ本格的な偏頭痛になる。体を動かすだけで痛む。

3. 吐き気を催し、腕や手などに痺れが出る
 頭痛の到来とともに、吐き気や体の痺れなどの症状が出る。場合によっては嘔吐もある。腕や手の痺れはビリビリと麻痺したような感覚になる。

ざっとこのような流れで最近は症状が出ている。原因はストレスなどいろいろなことが考えられるというが、はっきりとはわからない。しかし発作のきっかけとなるのは気候の急激な変動や急に大量の日光を浴びた時などである場合が多い。

昨日もちょうどお昼頃、炎天下で日差しを浴びながらお客様のご案内をしている時に上記1. が起こった。

偏頭痛との付き合い方

発作が起これば三浦の場合は数日間〜長ければ一週間近く症状が続く。仕事や私生活にも大きな影響が出るだけに、付き合い方を知っておかないとあとでいろいろ大変になってしまう。

〜何よりもまず薬〜

偏頭痛は何らかの原因により頭の血管が拡張されて起こる。なので血管を収縮させて頭痛を和らげる薬がいろいろと出ている。弱いものから強力なものまであるので、お医者さん(できれば脳神経内科や頭痛外来)にかかって出してもらう。常備薬として持っておけば予兆があった段階で服用できるので安心。

ちなみに三浦が現在服用しているのは偏頭痛治療薬「レルパックス錠20mg」というもので、やはり頭部の血管を収縮させ炎症を和らげる効果がある。

薬を飲んだらとにかくできるだけ目を閉じて横になり、ゆっくり休む。できれば光の刺激の少ない暗めの部屋で休めたらベスト。これだけでかなり楽になる。

〜何よりも予防〜

だよね〜そうだよね〜と思うことだが、規則正しい生活やストレスを溜め込まないことなどである程度予防できるようである。適度な睡眠や食事など、日頃から気をつけなければいけないのは当然のこと。でもその当たり前が全然できていないので繰り返してしまうんだなあ。みつを。

偏頭痛はつらいよ

偏頭痛はなったことのない人から見るとただの頭痛でしょ?くらいに思われがちだが、頭痛もさることながら吐き気や痺れ、光を見るのがつらくなるなど複合的な症状が出るために一言では語れない苦しさがある。もし周りに偏頭痛持ちの方がいたらぜひ優しくケアしてあげてほしい。

今もこめかみあたりの鈍痛と闘いながらこの文章を書いている(早く寝ろ)が、こうして振り返ってみると偏頭痛はなったが最後、長い付き合いが必要なものなのだと改めて実感する。

半ばノリで書いたこの文章だが、今や家族もいるこの身。自分の身体を今以上に気遣いながら生きていかなければいけないと書きながら反省する次第である。これを読んでいる偏頭痛持ちのみんなも、ともにがんばろう。