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Joy!!という、魔法の時間

今でも夢だったんじゃないかと思う。
遠い昔のことのようなんだけど、たった5日前の話。

きっかけは突然に


「"エコな結婚式"をプロデュースできたらいいなぁ」
そんな風に思って検索してみたら、これから「エシカルウェディング協会」たるものを立ち上げるという方に出会ったのが去年の7月末。
なんと、立ち上げメンバーのうちのひとりが横須賀の方で、10月に初めてお会いできることに。

それが、SYOKU-YABO農園でウェディングプランナーをしている花子さんとの出会い。
つい、半年前のこと。

2022.10.04 花子さんと

「コロナでできなくなっちゃったんだけど、2年前にエシカルウェディングのイベントを企画していて…」というお話を聞いて、「やりましょう!」と会って間もない方に対してものすごい勢いで背中を押したわたし。

スケジュールを考えていく中で、日にちは4月10日に決まった…のは、1月13日のこと。
2年前、花子さんと一緒にイベントを企画していたライターのマナちゃんと、3人で「エシカルウェディングフェス」開催に向けて動き始めた。

準備期間は3ヶ月

来場者目標は100名。必要経費を考えると私たちでは持ち出せないような莫大な予算。

企画書を作って、花子さんがいろんな方とアポを取ってちゃんと口頭で説明をして、マナちゃんが受け入れ体制を整えて、わたしがイベントの認知度を上げるためにSNSを酷使する。
3人とも子育て中のママ。時には子どものおむつを変えながら、40分で切れてしまうzoomに何度も入り直してオンラインミーティングを重ねた。

1月下旬にはわたしが別事業でお店を出すことも決まり、頭の中がパンクしかけた。花子さんやマナちゃんにも心配、迷惑をかけてしまっただろうと思う。
それでも、「できることは振ってね!」と心強すぎる声かけをもらいながら準備を重ね、あっという間に4月に入った。

インスタの広告を様々な形で打ち出したり、出店者さんにシェアしてもらうことでフォロワーが増えたりしながら、チケットの申し込みが来た時にはLINE上で盛大にお祝いした。

1件1件の予約が本当に奇跡のような、実に集客が苦しい状況だった。笑

不安なまま迎えた前日。ついに現地での設営がスタート。

テントを運ぶマナちゃんとみどりさん

夕方SYOKU-YABO農園に到着して、初めてマナちゃんに会えた!
ずっとオンライン上でしか会ってなかったから、「初めまして!」がすごく不思議な感じだったけれど、一度も会わないままここまで来たんだな、とコロナ前では考えられないような現実に感動した。

今回のイベントは9名のプロボノスタッフも手を挙げてくれた。
そのうちのひとり、みどりさんはなんと淡路島から来てくれた。
ギャランティどころか交通費も出ない完全ボランティア。「農園ウェディング」というワードだけですぐに申し込みをしてくれた。
泊まりがけで参加のみどりさんは、前日準備からお手伝い。
1いえば10やってくれる、スーパーボランティアさんだった。

現地での準備を終え、マナちゃんとみどりさんが前泊する古民家へ。
みどりちゃんは、「すごいチームワーク。3人のバランスが素晴らしすぎる。もう来てよかった!」と言ってくれた。

これは、去年までのわたしが憧れていた光景だった。

自分らしさとは、仲間とは

去年、フリーランスとして独立したばかりのわたしは「自分は何者なんだろうか」ということばかりをとにかく考えていた。
自分が何屋さんなのかわからなかった。
良きパートナーと共に事業を作り上げている人たちをみては「そんな相方どこで出会うの!?」と自分にはないものばかりが目についてもどかしくなっていた。

みどりさんの話を聞いていると、まるで去年の自分をみているようだった。
そんな彼女との出会いが、このイベントの時間をさらに特別なものにしてくれたんだ、と改めて思う。

関係者集合写真

ついに迎えたイベント当日

前日も23時近くまでミーティングを行い迎えた当日。
これでもか!というくらいの快晴だった。
そして、関係者だけで、これだけの人数が集まった。

想定していなかったトラブルもたくさん起こりながら、その場に集まってくれたみんなが自分で考えて、行動をしてくれた。
同じ想いのもとに人が集まると、こんなにも奇跡が起こるのか、と会場中がハッピーに包まれていた。
間違いなく、日本で一番平和な空間であったと思う。

直前まで心配していた来場者数も、蓋を開けてみれば100名に達していた。
アクセスも不便でわかりにくいのに、来る人たちはその道のりさえもワクワクに変えているように感じた。

そして、お客さまも、モデルさんも、出店者さんも、スタッフさんも、みんなが幸せな顔をして帰っていく。
「また次も呼んでください!」「すごく楽しかったです!」「ここはパワースポットですね!」
そんな言葉たちが、この1日をさらに「夢だったんじゃないか」と思わせる。

次回開催に向けての反省点はたくさんあるけれど、とにかく幸せな時間だった。
このイベントに関わる人みんなが幸せだったように思う。
たとえ同業者だって、ライバルじゃない。同じものを扱っていたとしても、それぞれな大切にしている想いがあり、お客さまがそのお店を選ぶ理由がある。

エシカルって、こういうこと。
環境が〜〜〜とか、発展途上国が〜〜〜とかもそうなんだけど、こういうことなんだよ!って。

みうらん・花子・マナ

やっと気づいた、自分らしさの大切さ

自分の気持ちに正直に、できること・できないこと、どちらもしっかり受け止めて自分の存在を認めてあげること。
仮面を被ったまま行動していたって、心から会う人と一緒に何かを作り上げるなんてできないよなぁと、今は思う。

自分がどんな性格で、何を大切にしたいのか。
この先の人生でも、見失ってはいけない「軸」ってのは、これかぁ!とようやくわかったみうらんなのであります。

農園エシカルウェディングフェス "Joy!!"に関わってくれた全ての皆さま。
ほんとに、奇跡みたいな、夢見たいな、素晴らしい一日、いや、3ヶ月間をありがとう♡

追伸


このイベントのタイトル「Joy!!」というのはミーティングで1時間近く考えても考えても出なくて、1週間後までに考えよう!と持ち帰り、期日の朝に突然フッと降りてきたワード。
終わった今、これ以上の名前はなかった!と思える大好きな言葉。

Joy!Enjoy!Join!!

-photo : @ainowa_photography
-hairmake : @ichica.today
-headdress : @shokubutsudecoration
-model : @sharendayo
-produced by @walkinbeauty_ethicalwedding
-place : @syokuyabo

農園エシカルウェディングフェスInstagram
https://instagram.com/farm_ethical_wedding?igshid=YmMyMTA2M2Y=

サポートいただけたらちょっと贅沢なおいしいものを食べたいです。えへへ。