大停電・とくに今あってはならないこと

全国的な寒波に襲われている日本では、年末から静かに進んでいた電力供給危機がいよいよ深刻化しているそうです。西日本では最大需要が 10 年に1度くらいの規模を上回ったそうで、節電を呼びかけています。

梶山経産相は今月12日の記者会見で、火力発電の燃料となる液化天然ガス（LNG）の在庫不足が電力不足の要因でもあると説明しました。

JEPX での電力卸売価格は年末から急高騰し、先月や例年と比べてなんと10倍近い異常な高値になっています。

電力自由化によって多くの事業者が電気サービスを提供できるようになりましたが、そのうち問題なのが「市場連動プラン（電気料金が市場価格に応じて変動する）」。

勧誘されるまま気軽にこの電気料金プランに契約した方たち・・契約件数は80万件にものぼるそうで、関連事業者は相談窓口の設置や救済措置に乗り出しました。

電力不足に関しては  竹内純子さん（国際環境経済研究所・理事）が：１．寒波による電力需要増大　２．燃料不足（LNG/液化天然ガス）が原因だとして、電気が足りていない、危機になる前に政府は「電力緊急事態宣言」を出すべきだと投稿しています。

「コロナ危機でただでさえ大変なんだから、面倒起こさんとってくれ」という政治家や官僚がいたら、そんなのぶん殴ってでも危機を正確に伝えるべきです、と書いておられる (笑)。

今日は政府による緊急事態宣言の対象範囲が11都府県にまで拡大しました。もしコロナがなければ、今の状況は「電力緊急事態宣言」が出ても仕方ないとノリノリも思います。竹内さんいわく、正確には、政府（規制機関）が出す権限を持っているのは「電力緊急事態宣言」ではなく「節電要請」というものだそうですが。

人間は一度にふたつも自粛するのはツライですからね。「不自由な生活を我慢している国民の皆さん・・」に、首相らがさらに「節電要請」とは言えないのでしょう。

一般市民ノリノリは、電気はなるべく節約するけど、今のうちに大規模な停電に備えておこうかなあ。停電でもすぐ着られるよう防寒グッズは身近に用意しとくとか。湯たんぽ、買っておこうかしら。高層マンションではないから停電でも水は出ると思うが・・最近は安全のためにガスも水道も電気がシステムに絡んでいるから、いざ停電になったらワカリマセン。

こちらは　ミニチュア陶器　工房てると さんの停電の記事です。

ヘッダー画像は ノラ猫ポチ（猫の写真だけの場所）さんからお借りしました。　https://note.com/noranekopochi