キャベツから宇宙

ある夜。

キャベツを使ったおかずを食べてた。

最後の一振りの塩が味を濃くしちゃってて。

テーブルには、同じキャベツから刻まれた千切りキャベツがのっていて。

ふと。

これ、一緒に食べたらお口の中で調和取れるんじゃない?と。

やってみる。

うん。ちょうどいい感じ。

食感も良くなって美味しい。

ふと。じんわりしてきて。胸の辺りが。

ん?なんだろ?この感じ。

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まるっと いっこのキャベツ。(まるっといっこの魂)

それをそれぞれの形大きさにカットする。(分霊 わけみたま)

調理してそれぞれ色とりどりのご馳走に変容する。(それぞれの人生を生きる)

私が美味しく頂く。(終焉を迎える)

私の体の中でひとつになり消化される。(分霊の統合)

消化…昇華

またひとつに帰る。

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いっこ だったものが分離を経験し、色んなものに出会い、色んな姿形、色、かほり…それぞれの個性を確立し完成してゆく。

そしてまた、ひとつになりこのフェーズでの体験を昇華させる。

そんな事を感じていたら、涙が溢れてて。

ミクロで起こることはマクロでも起きていて。

その逆も然り。

いっこのキャベツから、ふと、宇宙を感じたお話。

じんわりと幸せが体中に広がったお話。








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