「ここに居たい」と思える場所
数年前まで中学校の教員をしていました。
やりがいを感じることはたくさんありました。中でも、集団のマネジメントは本当に本当に、大好きな時間でした。
特にわくわくするのは、年度始めの学級開きや会の発足の顔合わせで、子どもたちが「え…」「つまらなそう…」という顔をしているとき。
最初から素敵な集団でいられるわけじゃない。
でもこの集団は、ここから良くなるしかないんだなと思うと、素敵な集団になれるかどうかは私のマネジメント次第なんだと思うと、覚悟とわくわくで、私の頭はいくらでも回り続けました。
「なんなん、このメンバー!」なんて言ってた子たちが、安心しきった顔で、それぞれの方法で、人と繋がっていく姿を見ている時間が、大好きでした。
「居なきゃいけない」が「ここに居たい」に変わっていく様子を見守る時間が、大好きでした。
子どもたちがそれぞれ、集団の中に自分の居場所を見つけるところに出逢える瞬間が、大好きでした。
私は"学校"は、子どもたちの居場所であってほしいと願っているのですが、
私がこだわる"居場所"はきっと、私自身がずっとずっと求めてきたものだったんだろうなと、最近になって感じるようになってきました。
幼少期から「早く消えろ」を
ぶつけられ続けていた私に
私が居ていいスペースなんて
この世に存在しないと思っていた私に
私のことを気に留めてる人間なんて
1人もいないと感じていた私に
きっと与えてあげたかったもの。
"私"が居ていいスペース
安心できる居場所
ここに居たいと思える場所
そんな場所があることが、そこに大好きな人たちが居てくれると思えることが、どれほどに心を癒してくれるか。
そんな場所なんて私には存在しないんだ、私には許されないんだと思いながら生きることが、どれほどに痛いか。
だから私は、子どもたちの居場所のために走り続けてきたんだろうなと、思います。
学校がすべてだとか、学校には行くべきだとか、
そんな風には全然考えていません。
でも、ほとんどの子どもが「学校には行くものだ」と思っていて、実際に通っている現実がある。
だからこそ私は、
"学校"に求められる最大の役割は
居場所で在り続けることだと考えています。
そしてその居場所は、子どもたち同士の化学反応で偶然にできあがるものではなく、教員が意図的につくり出すものであると考えています。
今日もどこかで
素敵なマネジメントが行われていますように。
今日もまた1人「ここに居たい」と
思える子どもが増えていますように。
そんな“子どもが安心できる居場所”のために
今日も少しでも、何かの役に立てていますように。
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(中学校教頭・50代男性)
パーソナルコーチ│スクールカウンセラー
松本 亜衣
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