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梅雨明け

ずっと、過去を振り返って


あの時の誤解や


自分や誰かを受け入れられない自分を


赦してきた


そうしないと、


自分の基準で生きられなくなっていたから。


一周して、


だから今こうしてたのかってこともわかって


随分、良いか悪いかでものごとを見なくなって


楽になった。


そしたら、新しいチャレンジが目の前にやってきた


そしたら、今までの過去問が


ものすごい勢いで、


ちゃんと腹落ちしてる?


と言わんばかりに


押し寄せてきた。


あまりの波の大きさに、


飲み込まれた。


苦しいたすけて、どうして誰も助けてくれないの


どうして、わたしをもっと深い場所へ


突き落とすの



って


真剣に恨みたくなった。


でも、



それが、崖の上でも


海の底でも


わたしがわたしでいて、


ジタバタせずに、


その状況を静かに受け入れて、


世界から私を見つめれば


そこが、どんなところか


本当の世界が見えてくる


海の底は、ひどいところじゃなく


静かで優しくて穏やかな場所かもしれない


崖のうえは、


一番空を近くに感じられる

美しい自由の場所かもしれない


今なら、大丈夫。


もう、大丈夫。


世界は優しい。


私がわたしでいられるように


まずは、わたしを大切に


それを一生懸命にすればいいだけ。


そうだなって、気づいたら


梅雨が明けた。


キラキラの太陽と、


真っ青な空に白い雲、


アイスコーヒーは、汗をかいていて


わたしの胸の奥は、すーっと澄んだ空になった


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