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江藤淳

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『漱石とその時代』第三部

『漱石とその時代』第三部

ようやく中盤、第三部です。どうぞよろしくお願いします。

第三部❬表紙❭ 著者(江藤淳)

『明治三十八年一月、『我輩は猫である』で一躍文名を挙げた漱石は、日露戦争から戦後にかけて、驚くべき多彩な作家的才能を示しつづけた。しかし、この間に血縁と親族のしがらみは、いつしか"捨てられた子"である漱石の身辺を脅かしはじめた。第三部は、こうして文科大学講師夏目金之助がついに転職を決意するにいたり、東京朝日

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