「体験したことは33年経っても忘れない」

ボウル🥣片手に豆腐を買いに行った経験したことある人ってどれくらいいるんでしょう?

私が保育園に通っていた頃なので、4才。
3才年の離れた妹が生まれてしばらく。

母親に「今日から出来る手伝いをする!」と宣言してから、
坊主頭で腹巻きして「豆腐を買いに行く」のが私の仕事になりました。

職人気質のおじちゃんと、
穏やか雰囲気のおばちゃんの店。
家の裏手にあった豆腐店へ
3分かけて歩いて行ってました。

ピリッとしていて、ヒンヤリしていて
おじちゃんが豆腐を1つずつ切っていくのを見るのが大好きでした。

毎回私がじっと豆腐を切るとこを見ていたからか、
おじちゃんが私に豆腐を切らせてくれたり。
昔から職人の技をカッコいいと思うのは豆腐店のおじちゃんとおばちゃんの影響かもしれません。

その後、引っ越しもあって買いに行かなくなったけど、
高校生くらいの時に豆腐店に行ってみたのです。
既に店は無くなっていて、
おじちゃんとおばちゃんの居場所も分からなくてとても残念でした。

長々と私の体験話しをしましたが、
4才の頃の出来事を覚えてるって凄いと思いませんか?

言葉だったら間違いなく忘れてるはずだけど、
33年経っても忘れない理由はただ1つ。

当時の私にとって、
「強烈で印象的な体験だったから」です。

いまの時代に絶対必要なものに、
「ストーリー」や「体験」が挙げられてます。
私が33年前の4才の頃を覚えているのも、
豆腐を買いに行くキッカケ(妹が生まれたこと)となるストーリーがあって、ボウルを片手に豆腐を買いに行く体験をしたからです。

懐かしさを感じるストーリーや、
色、匂い、音を想像できるストーリーなど

人を引きつける魅力がストーリーにある。

私の体験を通して実感しています。

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