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Stones alive complex (Rhodochrosite)

朝が訪れる時間というものはない。
朝と出会える場所ならある。

日の出の方角へと、自転と同じ速度でまっすぐに走り続け、ずっと朝と出会える場所にいる。

寝起きのフラッシュ。
なるべく大掛かりな思考実験。
起きたくない速度の心が、逃避したがる場所。

場所的な拘束で鬱々とさせられる心は、渇望してた。
大腿筋の過剰な動作と、
松果体へ送り込む水平な太陽光。
そして、同情よりも同調。
救済よりも喝采。

縦断した人間動物園のサファリパークには、
増えつつある恐ろしく起源が古い新種。
白うさぎベイビーズ。
急すれど安穏なるギルド。
人知れず、長距離の矛先を向け合う。
網の闇のネットの捕獲をかけ合う。

このしょっちゅう先手後手が入れ替わるあっち向いてホイが、終わる頃。

白王の白はまだ、ニギハヤヒのハクでおわすのか?
日照の真円は、奪われた真の王のヒトモジか?
ひと事はいつまで、ヒトの事か?

その謎は、ずっと朝。
ずっとプレイボール。

(おわり)

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