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大学生の私が俳句を詠む理由

 梅雨の雨粒が紫陽花の色を移す今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです、みつこです。
 最近、大学が忙しくあまり投稿ができていませんでした。

 実は先日、大学の授業で俳句をプレゼンしたところ先生やクラスメイトから好評をいただきまして、少し調子にのった勢いでこの記事を書いています。

ところで……

皆さん、「俳句」はお好きですか


 私は俳句が大好きです。
 今日はその理由と、私なりに考えた俳句のおすすめポイントをご紹介させていただきます。


 私が俳句を本格的に始めたのは、高校の部活ででした。と言っても、自らの意思で始めたわけではありません😅
 当時は小説だけを書きたくて文芸部の門を叩きました。しかし、俳句や短歌が大好きな同級生に頼まれて全国大会に出場するためにとりあえず俳句を始めました(大会参加には5人必要でした)。
 5月にあった大会は予選負けをしてしまったのですが、私はすっかり俳句にハマってしまいます。


では、俳句の面白さとはなんなのでしょうか

これは人それぞれだとは思いますが、私は

日常を彩ってくれること

だと思います。
 俳句は世界で1番短い詩と言われているように5・7・5の計17音しかありません。基本は季語プラスαの言葉で表現されています。

 ですので、ほかの詩に比べて極めて描写がフォーカスされていますし、あまり広いことを表現することはは向いていないと感じます。しかし、だからこそ自分の周りのことをとても面白く、美しく表現できます。

 そして俳句最大の特徴が季語の有無です。現代で盛んに詠まれている詩のなかで「季語をもちいなければならない」という原則があるのは俳句だけなのです。(和歌や短歌も季節感を出したりしますが、季語必須なわけではありません)

 この季語が私の日常を彩る手助けをしてくれます。

 俳句を詠む、または鑑賞する際、その季語についてのある程度の知識が必要となってきます。そこで私は日常的に季語を気に掛けるようになりました。

 花や鳥、虫を見かけたら写真を撮って家に帰って調べたり、スーパーで旬の野菜を買って料理を作ってみたり、地元の和菓子屋さんの期間限定のお菓子を買ってみたり、知らない日本語に出会ったり……。

 些細なことですが、それがとても楽しく、語彙力や知識が圧倒的に増えました。俳句のおかげでそれぞれの季節を楽しめるようにもなりました。

 春には梅や桜を愛で田楽やしじみ汁をいただき、夏は昼の雲を楽しみ夜は蛍の光が闇をたゆたうのを見て、秋には名月に思いをはせながら菊の香を吸い、冬は落ち葉の音を聞き葛湯を飲みながら春を待ちます。

 こうして季節を愛しながら過ごすと、どれだけ時間があっても足りません。


 私にとって俳句とは、自分の日常の美しさを教えてくれると同時に四季や日本語のあるこの国に生まれて良かったと思わせてくれるものです。皆様もいとまがあればぜひ。

 俳句についてはまだ語り足りないのですが、今日はこのあたりで失礼いたします。


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